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2023.03.21ブログ
犬のダニ(耳ダニ)の対処法とは?見た目は?フンの見分け方とは?

愛犬のダニ駆除はしていますか?
「うちの子は大丈夫…」と思っていても、身近に潜んでいるノミやダニ。散歩などで外出する機会が多いワンちゃんは感染率が高くなります。
気温が上がり、虫の活動も活発になってくる季節に向けて、予防の方法や特徴、ダニがいたときの対処法を知っておきましょう。
目次
- ○ 犬につくダニの種類とは?
- ・マダニ
- ・ツメダニ
- ・ヒセンダニ
- ・耳ダニ(ミミダニ)
- ○ 犬にダニがつく原因・経路は?
- ・犬にダニがつく原因①マダニ
- ・犬にダニがつく原因②ヒセンダニ、ツメダニ
- ・犬にダニがつく原因③耳ダニ
- ○ 愛犬にダニがいる時の症状
- ・愛犬にダニがいる時の症状①マダニ
- ・愛犬にダニがいる時の症状②ヒセンダニ
- ・愛犬にダニがいる時の症状③ツメダニ
- ・愛犬にダニがいる時の症状④耳ダニ
- ○ 犬にダニがいる時のフンの見た目・見分け方は?
- ・ダニのフンの見た目:黒く小さな粒状
- ・ダニのフンの見分け方:湿らすと色が広がる
- ・ダニのフンの見分け方:フンがある可能性が高い場所
- ○ 犬についたダニを放置すると
- ○ 愛犬にダニがいた場合の対処法
- ・ダニを見つけたら
- ・家庭での処置が難しい場合はすぐに動物病院へ!
- ○ 愛犬をダニから守る予防法
- ・草むらのお散歩は避ける・ダニから守る薬で予防!
- ・ダニを早期発見・治療しよう
- ○ まとめ
犬につくダニの種類とは?
犬に危害を与えるダニにも種類があります。ここでは代表的なダニを4種類紹介します。
マダニ
マダニは犬に寄生する最も一般的なダニの一つです。特に森林や草むらに生息しており、犬が野外を散歩する際に感染することが多いです。マダニは犬の皮膚にしっかりと吸着し、血液を吸います。マダニが寄生すると、貧血や感染症といった問題を引き起こすことがあります。
ツメダニ
ツメダニは犬にひどいかゆみを引き起こす寄生虫で、主に皮膚に寄生します。ツメダニは、犬の皮膚に穴を掘りながら皮膚の下に潜り込み、血液を吸います。このダニによる感染症は「疥癬(かいせん)」としても知られ、強いかゆみや皮膚の炎症、脱毛といった症状を引き起こすことがあります。
ヒセンダニ
ヒゼンダニは犬の毛穴に寄生し、皮膚の油分を吸うことによって生活します。通常、健康な犬では免疫システムがヒゼンダニの増殖を抑えますが、免疫力が低下した犬では、ヒゼンダニが異常に増殖して皮膚に問題を引き起こすことがあります。この病気は「デモデクス症」として知られ、脱毛や皮膚の炎症、かゆみといった症状が現れます。
耳ダニ(ミミダニ)
ミミダニとは、犬の耳に寄生する小さなダニの一種で、医学的には「オトデクティス」とも呼ばれます。これらのダニは、犬の耳の中に住みつき、主に耳の中で活動します。ミミダニは非常に小さく、肉眼では見えにくいため、症状を見逃しやすいことがありますが、耳の中に異常を感じることがあります。
犬にダニがつく原因・経路は?
ダニは繁殖力がとても強いため、対策を講じなければ愛犬の身体で爆発的に増えてしまいます。動物や人にくっついて屋内に入ってきてしまうと、屋内でも繁殖してしまいます。愛犬だけでなく、飼い主さんにも刺される可能性があるため、注意が必要です。
犬にダニがつく原因①マダニ
マダニは主に草むらや森林、茂みなどに生息しており、犬がこれらの場所を歩くと、マダニが犬に付着します。マダニは動物や人が近づくと待ち伏せしており、犬が通ると体にしがみついて吸血を開始します。犬の皮膚にしっかりとしがみつき、血液を吸うことでダニが寄生します。
犬にダニがつく原因②ヒセンダニ、ツメダニ
ヒセンダニは家の中のダニの一種で、犬の毛や皮膚に生息することがあります。犬が家の中で過ごしていると、ダニは毛の中に入り込んで寄生します。ヒセンダニは犬の皮膚に入り込み、皮膚の角質やフケを食べて生活します。
ツメダニは家庭内の寝具、カーペット、ソファなどに生息し、犬がこれらの場所で過ごすと、ツメダニが犬の毛に付着します。ツメダニは皮膚を食べるため、犬の毛の中に入り込んで寄生し、かゆみを引き起こします。
犬にダニがつく原因③耳ダニ
耳ダニは主に犬の耳に寄生し、犬が外で遊んでいるときに付着することがあります。耳ダニは、犬の耳の内部に入り込み、耳垢や皮膚を食べて生活します。耳ダニが寄生すると、耳にかゆみや炎症が生じ、耳から分泌物が出ることがあります。
愛犬にダニがいる時の症状
ダニが寄生すると、体をひっかく、舐める、噛むといった行動がみられることが多くあります。ダニに寄生されたことにより皮膚の赤みや炎症が出ることも。ほかにも重度の場合、食欲不振や元気がなくなるといった様子がみられることがあります。
愛犬にダニがいる時の症状①マダニ
吸血部分の赤みや腫れ:マダニが血を吸う場所に赤みや腫れが生じることがあります。犬の皮膚に付いたマダニが膨れた状態になることもあります。
かゆみや不快感:ダニが吸血を開始する際に、犬はかゆみや不快感を感じ、引っ掻いたり舐めたりすることが多いです。
食欲不振や元気の低下:重度のダニ感染(例えばダニ媒介性の病気)では、犬が食欲を失ったり、元気がなくなることがあります。ライム病やダニ媒介性脳炎などが原因となることがあります。
愛犬にダニがいる時の症状②ヒセンダニ
かゆみ:ヒセンダニは皮膚の角質を食べるため、強いかゆみを引き起こします。犬が頻繁に引っ掻く、舐める、噛むなどの行動をすることがあります。
皮膚の赤みや炎症:ダニの活動によって犬の皮膚が赤くなり、炎症が見られることがあります。特に首や背中のあたりで症状が現れやすいです。
脱毛:ヒセンダニによるかゆみや炎症が続くと、犬の毛が抜けることがあります。
愛犬にダニがいる時の症状③ツメダニ
かゆみ:ツメダニも皮膚に寄生して血を吸うため、犬はかゆみを感じ、引っ掻く、舐めるなどの行動を取ることがあります。
皮膚の炎症や赤み:ツメダニが寄生した部位に炎症や赤みが生じることがあり、特に耳の後ろや首周り、足などに現れます。
皮膚の傷:犬が引っ掻きすぎて皮膚に傷ができることがあります。
愛犬にダニがいる時の症状④耳ダニ
耳のかゆみ:犬が耳を頻繁に掻いたり、頭を振ったりします。
耳垢の増加:耳ダニが寄生すると、耳垢が通常よりも多く分泌されることがあります。耳垢は黒色や茶色をしていることが多いです。
耳の炎症:犬の耳が赤く腫れ、炎症を起こすことがあります。耳が熱く感じることもあります。
異臭:耳から悪臭がすることがあり、これは耳ダニが引き起こす感染症の兆候です。
犬にダニがいる時のフンの見た目・見分け方は?
ダニ本体ではなく、ダニのフンを見つけて発見に至ることもあります。
ここではダニのフンの見分け方を解決します。
ダニのフンの見た目:黒く小さな粒状
ダニの糞は非常に小さく、黒または茶色がかった色をしており、粒状または点状の形をしています。サイズは通常1〜2ミリ程度ですが、種類や寄生の状態によって異なる場合があります。
ダニの糞は乾燥すると黒い小さな粒のように見えますが、湿らせて拭き取ると、血液由来のため、赤茶色や黒の色が広がることがあります。
ダニのフンの見分け方:湿らすと色が広がる
ダニが犬に吸血していると、糞の色は血液が消化された後の黒っぽい色になります。そのため、ダニの糞は血液のような黒色に見えることがあります。
ダニの糞は乾燥すると黒い小さな粒のように見えますが、湿らせて拭き取ると、血液由来のため、赤茶色や黒の色が広がることがあります。
ダニのフンの見分け方:フンがある可能性が高い場所
糞は犬の毛の中や皮膚に付着していることが多いです。特にダニが集まりやすい首や耳の周り、脇腹、足の裏などに見られることがあります。
犬についたダニを放置すると
ダニを放置することにより、脱毛や赤みなど皮膚状態の悪化や体調の悪化につながります。多頭飼いしている場合はほかの犬や猫にも寄生する可能性があります。また傷ついた皮膚から細菌に感染する二次感染の可能性もあります。
ダニは様々な病原菌を媒介することがあり、ライム病やダニ媒介性脳炎、エールリヒア病に感染することもあり得ます。
ダニを見つけた場合は早急に対処することが大切です。
愛犬にダニがいた場合の対処法
ダニを見つけたら潰さないようにしましょう。
どちらとも薬による駆除が最もポピュラーなやり方です。
ダニを見つけたら
マダニを見つけた場合も決して無理に引っ張ることはしないようにしましょう。無理に引っ張ると頭部だけが犬の体内に残ってしまいます。また、ダニはウイルスや細菌を持っているため、潰すこともおすすめできません。ダニを見つけた場合は薬での駆除が多いです。ほかにもダニ専用ピンセットもありますが、かかりつけの動物病院に行くことをお勧めします。
3日以上放置してしまうと除去が困難になることがあります。見つけたらなるべく早く動物病院に行きましょう。
家庭での処置が難しい場合はすぐに動物病院へ!
動物病院で適切な処置をしてもらいましょう。ダニ駆除の薬を処方してもらうこともできますので、ダニの心配があるときは一度相談してみましょう。
ほっと・ふぃーるどでは、トリミング後にご持参されたお薬をつけることも承っております。動物病院でお薬を定期的に処方してもらっており、ご希望の方はご持参ください。
愛犬をダニから守る予防法
草むらのお散歩は避ける・ダニから守る薬で予防!
ダニは草むらに潜んでいるため、散歩の際は入らないように気を付けましょう。
ダニから守る薬にも種類があり、首の後ろに滴下する薬や内服薬があります。
市販されている薬と動物病院で処方されている薬ではないよう成分が異なるため、かかりつけの動物病院に行くことをお勧めします。
また、屋内のダニ予防として、定期的に掃除機をかけたり、寝具を洗濯するようにしましょう。生活環境を清潔に保つこともダニ予防に適しています。
ダニを早期発見・治療しよう
愛犬をダニから守るために、ブラッシングやシャンプーを定期的に行い、薬による予防をすることが重要です。お家でもブラッシングしてあげることで、爆発的に繁殖する前に早期発見・早期治療することができます。ブラッシングについて下記のブログで詳しく解説しています。
まとめ
ノミやダニは13℃以上になると繁殖し始め20℃以上で活発になり、大量発生しやすくなるので、これからの時期は特に注意が必要です。
散歩の際は草むらに入り込みすぎないように気を付け、定期的にブラッシングやシャンプーをしましょう。
また、ノミやダニから愛犬を守るために、対策していくことが大切です。
ほっと・ふぃーるどでは、お持ちいただいた薬をお付けすることもできますのでお気軽にお申し付けください。「お家でどのようなケアをしたほうがいいの?」など不安な点がございましたら、トリミングの際にお気軽に相談ください。
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