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2023.05.08ブログ
愛犬の紫外線対策!対処法を知って夏に向けて準備しよう!
夏に向けて気になるのが紫外線の影響。人が日焼けするのと同じように、ワンちゃんも対策しないと紫外線によって皮膚や目などにダメージを受けます。
実は紫外線は7・8月以外も降り注いでいるんです!愛犬の紫外線の影響やお家でできる対策を知って、夏も元気に過ごしましょう。
目次
- ○ 紫外線は愛犬にどんな影響があるの?
- ・皮膚への影響
- ・目への影響
- ○ 紫外線を受けやすい犬種と部位は?
- ・紫外線を受けやすい犬種
- ・紫外線を受けやすい部位
- ○ 紫外線対策をしよう!
- ・日中のお散歩は避けよう
- ・日陰を歩こう
- ・紫外線カットのお洋服を着よう
- ・カットに注意しよう
- ○ まとめ
紫外線は愛犬にどんな影響があるの?
人は紫外線を浴びると日焼けしたり、目が痛くなったりしますよね。ワンちゃんも同じようにいくつか影響を受けています。特に影響を受ける部位を二つ紹介します。
皮膚への影響
紫外線は皮膚に大きな影響を与えます。人が紫外線を浴びて日焼けしたりシミになったりするようにワンちゃんも皮膚・被毛が傷み、腫瘍ができることもあります。敏感なワンちゃんは大量の紫外線を浴び続けることで光過敏症という病気を発症してしまうこともあります。また、白い皮膚をもつワンちゃんや被毛が薄いワンちゃんは耳の先端が発赤する紅斑や、剥がれ落ちた角質が皮膚表面に蓄積する鱗屑といった症状が出ることがあります。
ほかにも日光を過剰に浴びることで日光性皮膚炎になることがあります。皮膚が赤くなったり硬くなる、弾力を失ったり脱毛という症状が出ます。放置してしまうと皮膚炎になったり、皮膚がんのリスクが高まるため、日光性皮膚炎の疑いがある場合は必ずかかりつけの動物病院で診てもらいましょう。
目への影響
実は紫外線は目の病気の原因になることがあります。特に角膜への影響が大きいといわれています。血管が角膜に侵入し色素沈着を起こすことにより視力が低下したり、慢性表層性角膜炎などの疾患になる可能性があります。
ジャーマン・シェパード、グレーハウンドに多いとされていますが、どんな犬種にも起こりうるといわれています。
ほかにも遺伝が大きな原因といわれている白内障も、紫外線が発症リスクの一つと考えられています。
紫外線を受けやすい犬種と部位は?
紫外線は頭上から降り注ぐ以外にもアスファルトの照り返しなどで四方から当たっているといっても過言ではありません。
犬種によっても紫外線を受けやすかったり日焼けしやすい部位があります。どこに注意すべきなのか知っておきましょう。
紫外線を受けやすい犬種
アンダーコート(下毛)をもっているダブルコートの犬種は、アンダーコートをもっていないシングルコートの犬種に比べて毛が密に生えているため、紫外線の影響を受けにくいといわれています。また、ダブルコートでもアンダーコートが少ない犬種は紫外線を受けやすくなります。シングルコートで被毛が長く伸びる犬種は毛がさほど密集していないため、影響が受けやすくなっています。
シングルコートで被毛が長く伸びる犬種にはマルチーズやヨークシャー・テリアが分類されます。
また、日焼けには皮膚の組織であるメラニンが関係しています。メラニンは紫外線を吸収してくれます。黒や茶色の被毛をもつワンちゃんはメラニンが多いといわれており、紫外線の影響が受けにくいと考えられています。
紫外線を受けやすい部位
目や耳の先、鼻や口周りなどは特に日光を受けやすく、被毛も薄いため、紫外線の影響を受けやすくなります。また、アスファルトの道路を散歩している場合、照り返しが生じているため、お腹や太ももの内側も紫外線を浴びています。お腹や太ももの内側は皮膚が弱く被毛が薄めなため、少量の紫外線でも皮膚まで届きやすく、影響を受けやすい部位です。
紫外線対策をしよう!
ここまで紫外線の影響や紫外線が受けやすい部位について解説してきました。
ここでは紫外線対策について知り、挑戦してみましょう。
日中のお散歩は避けよう
紫外線が出ている時間帯にお外に出ないようにする方法です。一番単純ですが、紫外線から守るという点ではとても効果的な方法です。お散歩は早朝か少し気温と紫外線の量が減る夕方以降に行くようにしましょう。
日陰を歩こう
早朝や夕方以降のお散歩でも日が出ている状況であれば必ず紫外線が降り注いでいます。そのため、紫外線の影響を少なくするためになるべく日陰を歩きましょう。日影が少ないところでは日傘をさしてお散歩するのもおすすめです。片手がふさがってしまうので、気を付けてお散歩する必要があります。
紫外線カットのお洋服を着よう
ワンちゃん用のお洋服は様々な種類が販売されています。夏は紫外線をカットしてくれるものを選んで着ることをお勧めします。大きさやデザインもさまざまあるので、オンラインショップやペットショップで探してみるのもよいでしょう。
紫外線カットのもの以外にも夏はクールダウン加工が施されたお洋服を着させてあげることもおすすめです。お洋服を着ると熱がこもりやすくなるため、愛犬の体調をよく見ながらこまめに水分補給して熱中症に十分注意しましょう。
カットに注意しよう
「夏は暑いから短くしてあげよう!」と思っている飼い主さんも多いはず。サマーカットなどは一見涼しそうに見えますが、皮膚へ直接紫外線が届きやすくなってしまい、ダメージを受けやすくなってしまいます。被毛には日光が直接皮膚に伝わることを防ぐ役割もあるため、短くカットしすぎないようにしましょう。
夏におすすめなのは、レーキングという施術です。レーキングとはアンダーコートを取り除く施術のことで、換毛期に適した施術です。表面の毛を抜かないため、カットに比べて紫外線から皮膚を守るという被毛の役割を果たすことができます。動物病院やトリミングサロンで行っているため、一度相談してみるのもよいでしょう。
レーキングについては換毛期についての記事でも紹介しています。
https://hot-field.net/2023/04/10/raking/
まとめ
紫外線はシミや被毛が傷むだけでなく、光過敏症や日光性皮膚炎になることもあります。特にシングルコートの犬種はダブルコートの犬種やメラニンを多くもっている黒・茶色の被毛のワンちゃんより紫外線を受けやすいため、紫外線対策をする必要があります。日中のお散歩は避ける、紫外線をカットしてくれるお洋服を着るなどの対策をしてみましょう。
過剰に紫外線を気にする必要はないですが、できる範囲で対策してあげることで愛犬も快適に健康に過ごすことができます。
◇◇◇トリマーB級ライセンス・JKC会員◇◇◇
大野温子
☎046-835-5540
※業者様の営業時間は施術の妨げになりますのでご遠慮ください。
営業時間 10:00~施術終了次第
HP : https://hot-field.net/
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