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2023.09.15ブログ
犬の椎間板ヘルニアって?なりやすい犬種や症状、おうちでの過ごし方について解説!
実はワンちゃんも「椎間板ヘルニア」という病気になることがあります。椎間板ヘルニアになってしまったら人間と同じように病院に行く必要があります。しかし気になるのはおうちでの過ごし方。「どこに気を付けてあげればいいの?」「どうしたら愛犬が痛い思いをしない?」などの悩みを解決しましょう。
目次
- ○ 犬の椎間板ヘルニアってなに?どんな症状?
- ・犬の椎間板ヘルニアとは?
- ・愛犬にどんな症状が出るの?
- ・椎間板ヘルニアの原因って?
- ○ 椎間板ヘルニアになりやすい犬種って?
- ○ 愛犬が椎間板ヘルニアにならないためには?
- ・健康的な生活を送る
- ・無理な姿勢は避けましょう
- ・生活環境を整えましょう
- ○ もし愛犬が椎間板ヘルニアになっちゃたら…どうするべき?
- ・病院に行きましょう
- ・おうちでの過ごし方に気を付けましょう
- ○ まとめ
犬の椎間板ヘルニアってなに?どんな症状?
「椎間板ヘルニア」という病気は一度は耳にしたことがある人も多いでしょう。この病気は人だけでなく、ワンちゃんでも起こります。椎間板ヘルニアとはどのような病気なのか?どんな症状がでるのか?など知りましょう。
犬の椎間板ヘルニアとは?
椎間板は髄核と繊維輪からなります。脊椎は一つ一つの短い骨が連なって形成されており、椎間板はその骨と骨の間でクッションの役割をしています。通常、繊維輪に包まれている髄核が、加齢や外傷などにより繊維輪から脱出し、真上にある精髄神経を圧迫してしまうことで起こる病気です。
椎間板があるところではどこでも起こる可能性があるため、首や胸部、腰など症状が出るところは様々です。
「ヘルニア」とは臓器が正しい位置から外に飛び出してしまうことを言います。
愛犬にどんな症状が出るの?
軽度であれば、「なんとなく激しい運動をしなくなった」と感じる程度で、なかなか症状に気づかないこともあります。抱っこしたときに痛みで鳴いたり、段差の上り下りを嫌がる、背中を丸めるといった症状が出ます。
病気が進行してくると、足元がふらついたり引きずるような歩き方になります。
さらに進行し重度になると、立ち上がることができなくなったり、排尿や排泄のコントロールができなくなることがあります。多くの場合、麻痺がみられます。
椎間板ヘルニアの原因って?
椎間板ヘルニアの原因として加齢や遺伝、外傷などがあります。
加齢や外傷では、繊維輪の変形や亀裂が入ることで繊維輪に髄核が入り込み、脊髄が圧迫されることでヘルニアになります。
遺伝により、椎間板ヘルニアになる場合には、「軟骨異栄養症」という遺伝子を持っていることが多く、ゼリー状の髄核が生まれつき固くなりやすいという特徴を持っています。固くなりやすいため、繊維輪を圧迫しやすくなったり亀裂が入ったりすることで、椎間板ヘルニアが起こります。
椎間板ヘルニアになりやすい犬種って?
加齢による椎間板ヘルニアはどの犬種も起こる可能性があります。
「軟骨異栄養症」の遺伝子をもともと持っている犬種はほかの犬種よりも椎間板ヘルニアになりやすい犬種といえるでしょう。犬種としては、ミニチュアダックスフンドやコーギー、シーズーなどが当てはまります。一般的には、椎間板ヘルニアはシニア期にかかりやすい病気ですが、これらの犬種は若いうちに発症するリスクや何か所も起こるリスクが高くなっています。
愛犬が椎間板ヘルニアにならないためには?
愛犬が椎間板ヘルニアにならないために予防できることをしてみましょう!
「腰への負担を減らす」ということをこころがけることで予防につながります。
健康的な生活を送る
健康的な生活を送ることで、肥満を防止することができます。肥満は椎間板ヘルニアになるリスクを高めてしまいます。子犬のときからバランスの良い食事と適度な運動を心掛けましょう。
また、お散歩は排泄だけでなく、日々の運動に適切です。できるだけ毎日行くようにしましょう。ここで気を付けたいのは、激しすぎる運動は逆に椎間板ヘルニアのリスクを高めてしまう可能性があるという点です。段差の上り下りなど負担がかかりやすい動きは避けるようにしましょう。
無理な姿勢は避けましょう
後ろ足で立たせたり、仰向けに抱いたりという姿勢は実は愛犬の身体に負担がかかっている場合があります。筋肉や骨の動きに沿って、無理な姿勢はとらせないようにしましょう。
抱っこするときは背骨が地面と水平になるように身体全体を支えるようにしてあげると腰への負担が減少します。
生活環境を整えましょう
足腰に負担のかかりやすい床材は避け、滑りにくい素材にしましょう。また、愛犬が過ごす部屋の床にモノが散乱しているとケガなどにつながります。なるべく床にモノを置かないようにしましょう。
もし愛犬が椎間板ヘルニアになっちゃたら…どうするべき?
残念なことに、椎間板ヘルニアには現段階では絶対的な予防方法がありません。
もし愛犬が突然なってしまったとしても、飼い主さんの責任ではありません。麻痺の症状が出てしまったらできるだけ早く病院に連れていき、早く処置してあげることで悪化を防ぐことができます。
病院に行きましょう
愛犬が何か痛がっている場合やいつもと違う行動をしている、動きをしている場合は病院に行きましょう。痛みだけの場合は安静にし、投薬による治療がほとんどです。軽度のマヒなどがある場合も投薬により、症状が軽減されることが多いです。重度になると、手術が必要になる場合があります。術後、リハビリを要する場合もあるため、重度になる前に病院に行きましょう。
おうちでの過ごし方に気を付けましょう
背中を少し丸めて横に寝る姿勢をとることで、神経への圧迫を抑えることができます。なるべく背中を伸ばさない姿勢を取ってあげましょう。
抱っこするときは首の下とお尻の下の四肢の間に腕を入れて地面と水平に近い状態になるように抱っこしてあげましょう。突然抱き上げてしまうとびっくりしてしまいます。ゆっくりと抱っこしましょう。
椎間板ヘルニアは絶対安静が大事になります。ケージなどに入れてあげて、歩き回ったりしないようにしましょう。
痛みが出ている箇所や痛みの度合いなどによって楽な体勢が異なります。愛犬が楽な姿勢をとらせてあげることが一番です。
まとめ
椎間板ヘルニアは遺伝や外傷・加齢などにより起こる病気です。遺伝による椎間板ヘルニアはミニチュアダックスフンドやコーギーなどに起こりやすいといわれています。椎間板ヘルニアにならないために子犬のころからバランスの良い食事や適度な運動を行い、筋肉を付けましょう。生活の中でも、無理な姿勢を取らせない、足腰の負担を減らすことを意識しましょう。愛犬の様子がいつもと違う、違和感を感じる場合はすぐにかかりつけの動物病院に受診することが大切です。
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