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2024.05.15ブログ
犬の鼻が濡れているのはなぜ?理由や鼻の機能、ケアについて紹介!
ワンちゃんがにおいをかいできたとき、ワンちゃんの鼻が当たったとき、「なんだか鼻の頭が濡れている…?」と思った飼い主さんも多いのではないでしょうか。
鼻が濡れているのは健康の証拠といわれてきました。しかし実は健康でも鼻が乾燥している時間があります。
どうして鼻が濡れているのか?鼻が濡れていないときはいつか?鼻のケア方法はいつか?についてこの記事で解説しています。
目次
- ○ 犬の鼻が濡れているのは鼻水?
- ○ 犬の鼻が濡れている理由
- ・①においをキャッチしやすくするため
- ・②体温調節
- ・③異物をキャッチする
- ○ 犬の鼻が濡れていない時って?
- ・①睡眠による分泌液の減少
- ・②老化による分泌液の減少
- ・③空気による乾燥
- ・④病気の可能性
- ・⑤脱水
- ・⑥アレルギー症状
- ・⑦日焼け
- ○ 犬の鼻の乾燥をケアしよう!
- ・保湿クリームを使って乾燥予防!
- ・加湿器で部屋全体の湿度をあげよう
- ○ まとめ
犬の鼻が濡れているのは鼻水?
ワンちゃんの鼻が濡れているのは鼻水?と思ったことがある飼い主さんも多いのではないでしょうか?
実は鼻が濡れている、その液体は分泌液なんです。具体的に言うと、涙と汗が混ざり合ったものです。涙腺から涙が鼻の奥に流れ、途中で汗と混ざり合います。その混ざり合ったものが鼻の表面にある溝にたまることで、ワンちゃんの鼻が濡れているように感じるのです。
また、時々自分で鼻をなめる動作をします。鼻をペロッと舐める動作は飼い主さんなら一度は見たことがあるのではないでしょうか?この場合は唾液で湿っていることになります。
犬の鼻が濡れている理由
ワンちゃんの鼻が濡れている理由には大きく分けて3つあります。
①においをキャッチしやすくするため
ワンちゃんの鼻が濡れている理由の1つに、においがキャッチしやすくなるというものがあります。鼻の表面の溝にたまっている水分が空気中のにおいの分子をキャッチしています。人でいえば、濡れた手のほうが濡れていない手よりも風が感じやすい、という例がわかりやすいとされています。
なにかクンクンした後に自分で鼻をなめているときはにおいを味わっていたり、もっと感度を高めるために無意識に舐めていると考えられています。
②体温調節
体温調節に鼻は一役買っています。ワンちゃんは舌や肉球から汗を出して体温を調節しています。同様に鼻が濡れていることで熱を逃がし、体温を下げる働きをしています。
③異物をキャッチする
においをキャッチするのと同様に、鼻が濡れていることで分子をキャッチしやすくなり、空気中を漂う異物をキャッチしやすくなります。異物を鼻の表面でキャッチできるようになることで、鼻に入ることを防ぎ、異物を吸い込むことや菌をキャッチしやすくなります。
犬の鼻が濡れていない時って?
ワンちゃんの鼻は大体いつでも濡れていますが、ある時によっては濡れていないことがあります。
「今濡れてないんだけど…」という飼い主さんは下記の項目をチェックしてみましょう。
①睡眠による分泌液の減少
睡眠中は嗅覚を鋭くしたり体温調節する必要がなくなるため、分泌液の分泌が少なくなり、鼻が乾燥します。また、自分で舐める動作もしないので乾燥していることが多くなります。ワンちゃんが寝ているときに鼻が乾くことについては気にする必要はありません。
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②老化による分泌液の減少
年を取ってくると、分泌液の分泌量が減少します。そのため、鼻が乾燥しやすくなります。老化によるものなため、必要以上に気にする必要はありませんが、しっかりとケアをしてあげましょう。
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③空気による乾燥
空気が乾燥しているとワンちゃんの鼻も乾きやすくなります。特に冬場は湿度が下がり、人間同様ワンちゃんの肌や鼻も乾燥しやすくなります。
④病気の可能性
病気の中でも皮膚病にかかっていると鼻が乾燥するようになることがあります。皮膚病になっているときは鼻だけでなく、全身に異常が出ています。アレルギー性皮膚病の場合はほかにも症状があるため、疑いがある場合は下記の記事で確認してみましょう。
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⑤脱水
熱中症や消化器疾患などで脱水になっていることがあります。その場合でも鼻が乾燥しやすくなります。重篤な脱水症状の場合、鼻の乾燥以外にも皮膚の弾力の低下や舌の色が変化する、体温の上昇がみられます。それらの症状がある場合は、すぐに動物病院に受診しましょう。
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⑥アレルギー症状
花粉症などのアレルギー症状でも鼻が乾燥することがあります。
⑦日焼け
鼻の乾燥に加えて、皮がむけている場合、日焼けの可能性があります。
最近長時間お外にいたことはないか、強い日差しをあびたことはないか思い出してみましょう。思い当たることがあれば日焼けの可能性が高いでしょう。
ワンちゃんが皮をむかないように注意してみてあげるようにしましょう。
また、繰り返しの日焼けは皮膚がんにつながるという研究もあります。これから夏を迎えますので気を付ける必要があります。
夏の紫外線に備えよう!愛犬の紫外線対策についての記事はこちら
犬の鼻の乾燥をケアしよう!
「ワンちゃんの鼻がずっと乾燥している…」そんなときはケアをしてあげましょう。
ずっと乾燥が続いている、乾燥のほかに症状があるときは病気の可能性があるため、かかりつけの動物病院に受診するようにします。
保湿クリームを使って乾燥予防!
特にシニア期に入ったワンちゃんは人の手で保湿してあげることが大切です。鼻の乾燥を防ぐ保湿クリームはペットショップやオンラインストアで購入することができます。一時的ではなく、慢性的に乾燥していると、ひび割れが起こってしまうこともあるので、慢性的に乾燥しているワンちゃんには保湿クリームを塗ってあげることをお勧めします。この時に使う保湿クリームは犬用を使いましょう。人間用はワンちゃんにとって刺激が強かったり香料が強いことがあります。また、ワセリンでも代用可能です。
加湿器で部屋全体の湿度をあげよう
クリーム以外の方法として、部屋の湿度をあげてあげることも効果的です。特に冬場は湿度が低く、伴って乾燥していることが増えます。お部屋の湿度を加湿器を使ってあげてあげることで自然と鼻も濡れてきます。この方法は慢性的な乾燥ではなく、あくまでも気候による乾燥のときに適切です。
空気の乾燥は鼻の乾燥だけでなく、呼吸器疾患や皮膚病の原因になることもあります。
まとめ
犬の鼻が濡れているのは、分泌液が鼻の表面の溝にたまり、においをキャッチしやすくするためや体温調節、異物をキャッチするためです。鼻が乾燥する理由は睡眠や老化による分泌液の減少、空気の乾燥、病気や脱水、アレルギー症状、日焼けが考えられます。乾燥した鼻のケアには保湿クリームの利用や加湿器の使用が効果的です。犬の鼻の乾燥が続く場合は、動物病院での診察を検討しましょう。
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