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2025.12.03ブログ
【完全版】トリミングに行けない犬の“伸びすぎ対処法”|自宅ケア完全ガイド

年末や冬の繁忙期には、「トリミングの予約が取れない」「忙しくてサロンに行けない」という声をよく聞きます。
しかし毛が伸びっぱなし、毛玉だらけ、足裏が滑る…など放置すると、愛犬の「快適さ」や「健康」に悪影響が出る可能性があります。
この記事では、 “自宅でできる安全なケア” を紹介します。特に冬〜年末にありがちな「トリミングに行けないとき」の困りごと に焦点をあてています。
目次
- ○ 犬のトリミングに行けない冬に起きやすい「伸びすぎトラブル」
- ・1. 視界が悪くなる(目に毛がかかる)
- ・2. 毛玉・もつれの急増
- ・3. 足裏の毛が伸びて滑る
- ・4. お尻まわりの汚れやすさが増える
- ○ 自宅でできる犬の「伸びすぎ応急ケア」|安全にできる方法だけを解説
- ・1. 目まわりのケア(カットは絶対NG)
- ・2. 毛玉を作らないブラッシング方法
- ・3. 足裏の滑り対策
- ・4. お尻まわりの汚れケア
- ○ 冬に注意!犬の洋服で悪化しやすい“伸びすぎトラブル”と対策
- ・1. 洋服は毛玉の原因になりやすい
- ・2. 洋服を着せる前のブラッシングで毛玉を防げる
- ○ トリミング再開まで犬を「安全に健康に保つコツ」
- ・1. セルフカットは最小限に|絶対に切ってはいけない場所
- ・2. 3日に1回の軽いケアで劇的に変わる
- ・3. 困ったらサロンへの相談だけでもOK
- ○ まとめ|“正しい応急ケア”で冬を快適に過ごせる
- ○ 横須賀のトリミングサロンならほっと・ふぃーるど!
犬のトリミングに行けない冬に起きやすい「伸びすぎトラブル」

1. 視界が悪くなる(目に毛がかかる)
毛が伸びると目の上の毛が目に入り、
・目ヤニの増加
・角膜炎などのトラブル
・見えづらさによるストレス
が起こることがあります。
特にシュナウザー・シーズー・トイプードルなど、目元の毛が細く、定期的なカットが必要な犬種は影響が出やすくなります。
👉犬の目が赤い時、目やにがあるときどうしたらいい?目の病気や症状をチェックしよう!
2. 毛玉・もつれの急増
冬は洋服を着ることで摩擦が増え、毛玉ができやすい季節です。
特に毛玉になりやすいポイントは5つあります。
・脇
・耳の裏
・内もも
・胸元
・首輪の下
関節など動きのある部分は毎日の生活の中で擦れやすく、毛が伸びることでさらに毛玉になりやすい部分です。ブラッシングで梳かそうとしても、関節の曲がり方や皮膚が重なっているなど難しい部位が多いため、意識的にブラッシングをしなければいけません。
👉犬の毛玉のほぐし方とは?毛玉の出来やすい犬種は?対策を紹介!
3. 足裏の毛が伸びて滑る
足裏の毛が伸びると、フローリングなどで滑りやすくなり、股関節や腰を痛めることがあります。またジャンプを頻繁にするワンちゃんは着地の際に体勢を崩してしまう可能性もあります。
特にシニア犬・体重のある犬種は怪我のリスクが高まります。
4. お尻まわりの汚れやすさが増える
冬は便の状態が安定しにくく、汚れがつきやすくなります。
また、伸びた毛が排泄物をキャッチしやすくなるため、定期的なケアが必須です。
犬の下痢の原因と対処法を徹底解説|病院に行く目安や散歩・食事の注意点
自宅でできる犬の「伸びすぎ応急ケア」|安全にできる方法だけを解説

1. 目まわりのケア(カットは絶対NG)
伸びた毛が目に入りやすいですが、自宅で目の周りをカットすることは非常に危険です。
動物は急に動くため、一瞬で皮膚を切ってしまう事故が多発しています。
【安全にできるケア】
・ぬるま湯を含ませたガーゼで目ヤニをふやかす
・毛を軽く上向きに梳かして視界を確保
・乾いた布で優しく押さえて清潔に保つ
これだけでも“見えている世界”が変わります。
2. 毛玉を作らないブラッシング方法
毛玉になる前に毛を梳かすことで毛玉を防ぎましょう。
【初心者でも痛くないブラッシングの手順】
ステップ① 道具を揃える
【道具】
・柔らかめのスリッカーブラシ
・コーム
・霧吹き(静電気対策になる)
ステップ② 毛先から少しずつとかす
毛先 → 中間 → 根元 の順に進めると、引っ張りが少なく痛みを感じにくくなります。
ステップ③ 根元をつまんで支える
根元を軽くつまむことで、毛を引っ張っても皮膚に負担がかかりにくくなります。
ステップ④ 無理な毛玉は無視する
大きすぎる毛玉は無理に取ると逆に悪化します。
サロンで安全に取る方が確実なので、無理をしないことが大切です。
ブラッシングの詳しい手順や効果について下記のブログに掲載しております⇊
👉犬のブラッシングのやり方とは?効果や道具、子犬のブラッシングについて紹介します!
3. 足裏の滑り対策
足裏の毛は非常に切りづらく、肉球と肉球の間の毛まで処理する必要があります。切りづらい部位なのでセルフカットの事故率が最も高い箇所のひとつです。
自宅では「切らずに滑らない対策」が正解です。
【滑らない!足裏のおすすめ対策】
・滑り止めマットを敷く
・肉球クリームを塗る
→肉球のグリップ力を高める!
・足裏を毎回散歩後に拭いて汚れを取り除く
これだけでも室内での滑りやすさはかなり軽減できます。冬は室内で遊ぶ頻度が増える飼い主さんも多いのではないでしょうか。滑りにくく工夫することで犬も楽しく遊ぶことができます。
👉犬の室内遊びまどめ|雨の日でも楽しめる♪安全な遊び方と注意点
4. お尻まわりの汚れケア
毛が伸びているとおしっこ、ウンチの汚れが付きやすくなります。また冬は湿ったままだと冷えや皮膚トラブルにつながります。
【安全なお尻ケア】
1.お湯で濡らしたガーゼやタオルで優しくふき取る
2.ドライヤーの弱風でしっかり乾かす
3.長毛種は毛を左右に分けながら乾かすと清潔を保ちやすい
また、肛門腺が溜まっている場合は肛門腺絞り肛門腺絞りにも挑戦してみましょう。肛門腺絞りについては下記の記事で詳しく紹介しています⇊
👉犬の肛門腺ケア入門|お家でできる絞り方・注意点・サロンで頼むべきタイミングを紹介!
冬に注意!犬の洋服で悪化しやすい“伸びすぎトラブル”と対策
1. 洋服は毛玉の原因になりやすい
冬の洋服は可愛い反面、摩擦が強く毛玉を作りやすいです。
【毛玉を増やさないおすすめの洋服】
・裏地がツルツルした素材
・サイズにゆとりがあるもの
・脇が擦れないデザイン(脇が開いている、ゆとりがあるデザイン)
これらに当てはまる洋服を選ぶことで、洋服による毛玉トラブルを防ぐことができます。
2. 洋服を着せる前のブラッシングで毛玉を防げる
洋服を着せる前に、ブラッシングをしましょう。
特に
・脇
・胸
・首周り
だけ軽くブラッシングするだけでも毛玉の予防効果が大幅アップします。
【再掲】👉犬のブラッシングのやり方とは?効果や道具、子犬のブラッシングについて紹介します!
トリミング再開まで犬を「安全に健康に保つコツ」

1. セルフカットは最小限に|絶対に切ってはいけない場所
皮膚が薄く、カットが難しい場所はセルフカット中にケガをする可能性が高くなります。以下は事故が特に多い部位です。
・目周り
・足裏
・耳のフチ
・お尻の穴に近い部分
皮膚を切りやすいため、毛が伸びていてもセルフカットはせずにトリミングサロンに任せることを強くおすすめします。
またセルフカットしてしまうことで、希望のカットができなくなることもあります。「こんなスタイルにしたい!」という希望がある場合、セルフカットは控えましょう。
2. 3日に1回の軽いケアで劇的に変わる
ブラッシングは全身を毎日しなくてもOK。毛玉ができやすい部分は毎日する、くらいで大丈夫です。
全身のブラッシングは「3日に1回」続けるだけで毛玉の発生を大幅に抑えられます。また一度に全身をブラッシングをするのではなく、2日に分けてブラッシングをする方法もあります。
3. 困ったらサロンへの相談だけでもOK
年末は施術は難しくても、
「どうしても困っている部位」についてのアドバイスだけなら受けられるサロンもあります。
また当日キャンセルが出ている場合やカットのみであれば可能なケースもあります。「どうしても」という場合はトリミングサロンにお問い合わせしてみましょう。
👉犬の歯みがき完全ガイド|正しいやり方・頻度・おすすめケア用品まで解説【初めてでもOK】
まとめ|“正しい応急ケア”で冬を快適に過ごせる

予約が取れずトリミングに行けない冬でも、自宅でできる安全なケアを知っていれば十分に快適に過ごすことができます。
特に冬は毛玉・視界不良・汚れなど季節特有の問題が出やすいので、今日からできる小さなケアが大切です。
サロンスタッフとしても、無理なセルフカットより「安全なお手入れを続けること」を強くおすすめします。
愛犬が冬を快適に過ごせるよう、ぜひ本記事のポイントを参考にしてみてください。
👉老犬(シニア犬)のトリミングはいつまで必要?リスクや頻度について解説します!
横須賀のトリミングサロンならほっと・ふぃーるど!

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丁寧なヒアリングをこころがけ、完全予約制だからこそのこだわりのカット、施術を提供しております。
ぜひ以下のリンクからメニューや施術までの流れをご覧ください♪
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