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2024.03.20ブログ
犬のアレルギー症状!原因や症状について解説します

愛犬はアレルギーを持っていますか?もし「ないと思う…」と思っていても隠れたアレルギーを持っているかもしれません。特にワンちゃんはアレルギー症状が皮膚に出やすいといわれています。アレルギー症状が皮膚に症状が出るものをアレルギー性皮膚炎といいます。
この記事では、愛犬のアレルギーの症状と原因、対策について解説しています。
目次
- ○ 犬のアレルギーとは?
- ○ 犬のアレルギーの症状
- ・かゆみと皮膚のトラブル
- ・目や鼻のかゆみ
- ・消化器症状
- ・耳のかゆみ
- ・くしゃみや咳
- ○ 犬のアレルギーの原因とは?
- ・環境アレルゲン
- ・食物アレルゲン
- ・ノミやダニによる刺激
- ・特定のものと接触することによるアレルギー
- ○ 犬のアレルギーの治療方法とは?アレルギーは治せるの?
- ・アレルゲンの回避
- ・薬物療法
- ・免疫療法
- ・特定の食事療法
- ○ 自宅でできる愛犬のアレルギー対策
- ・清潔な環境の維持
- ・ノミやダニの予防
- ・特定の食材の除外
- ・適切なシャンプーと洗浄
- ・室内のたばこの禁煙
- ・適切な栄養と健康管理
- ○ まとめ
犬のアレルギーとは?
犬のアレルギーは、犬の身体の中が特定の物質や環境に対して過敏な反応を示す状態を指します。人がアレルギー症状を起こすのと同様に、免疫系が通常は無害な物質を異物とみなし、過剰な反応を引き起こすことによって発生します。
犬のアレルギーの症状
犬のアレルギー症状には大きく分けて5つあります。
かゆみと皮膚のトラブル
犬がアレルギー反応を示す最も一般的な症状はかゆみです。犬は体をかゆがり、舐めたりかむことがあります。また、皮膚が赤くなったり、湿疹や腫れが生じることもあります。
アレルギー性皮膚炎などの症状として現れます。
目や鼻のかゆみ
犬がアレルギー反応を起こすと、目や鼻がかゆくなり、くしゃみや鼻水、目やにが生じることがあります。
消化器症状
アレルギーが食物に関連している場合、消化器系の問題が発生することがあります。嘔吐や下痢が消化器症状に含まれます。
耳のかゆみ
犬がアレルギーを抱えていると、耳がかゆくなり、頻繁に耳をかくことがあります。これは耳の炎症や感染症につながることがあります。アレルギー性皮膚炎から外耳炎を併発することが多く、外耳炎になると頭を頻繁にふったり、耳を痒がる、耳を気にするしぐさを見せるようになります。アレルギー性皮膚炎については下の見出しで詳しく解説しています。
くしゃみや咳
空気中のアレルゲンに反応して、犬がくしゃみや咳をすることがあります。
人と同じように鼻やのどで異物をキャッチし、それらを外に排出するためにくしゃみや咳をします。
犬のアレルギーの原因とは?
犬のアレルギーの原因はさまざまです。
食物アレルギーや環境アレルギー、ダニアレルギー、薬物アレルギーが代表的なアレルギーです。
アレルギーの中でも花粉やハウスダストなど環境中の物質がアレルゲンとなって皮膚に症状が出るものを「アトピー性皮膚炎」といいます。遺伝的に発症しやすい犬種もいます。
アレルギーを引き起こす原因を「アレルゲン」といいます。
環境アレルゲン
花粉、カビ、ハウスダストなどの環境中に存在するアレルゲンが犬の皮膚に触れることでアレルギー性皮膚炎が引き起こされることがあります。
食物アレルゲン
特定の食品成分に対する過敏反応が皮膚の炎症を引き起こすことがあります。穀物、鶏肉、牛肉などが原因となることがあります。フルーツなどでもアレルゲンとなることがあります。
ノミやダニによる刺激
ノミやダニによる刺されやその唾液に対するアレルギーが皮膚の炎症を引き起こすことがあります。
特定のものと接触することによるアレルギー
皮膚が特定の物質に直接触れたことでアレルギー反応が生じることがあります。例えば、洗剤、シャンプー、草木などが挙げられます。
犬のアレルギーの治療方法とは?アレルギーは治せるの?
犬のアレルギーの治療方法は、アレルギーの種類や症状の程度によって異なります。
アレルギー治療には獣医師の指導が重要であり、特に慢性的な症状が見られる場合は獣医師に相談することが勧められます。
犬のアレルギーは完全に治癒することは難しい場合がありますが、管理や症状の緩和が可能です。治療の成功はアレルギーの原因や程度に依存し、症状の軽減や生活の質の向上を目指すことが一般的です。
治療法の選択肢は犬の状態によって異なります。一部の犬は治療を通じて症状が大幅に軽減されることがありますが、完全に治癒することは難しい場合があります。獣医師と協力して、最適な治療計画を策定することが重要です。
アレルゲンの回避
アレルギーの原因となるアレルゲンを特定し、できるだけ回避することが重要です。これは食物アレルギーの場合には特定の食材を避けたり、環境アレルギーの場合にはアレルゲンの曝露を最小限に抑えたりすることを指します。
薬物療法
症状の管理や軽減には薬物が使用されることがあります。抗ヒスタミン薬、ステロイド、免疫抑制薬などが処方され、症状を和らげることが期待されます。
免疫療法
特に環境アレルギーの場合、免疫療法が有効な場合があります。これはアレルゲンに対する耐性を高めることで、アレルギー反応を軽減させる目的があります。
特定の食事療法
食物アレルギーの場合、特定の食事療法が獣医師によって提案されることがあります。これにより、アレルギー反応が抑制されることが期待されます。
自宅でできる愛犬のアレルギー対策
愛犬のアレルギー対策には、大きく分けて6つ実践できる方法があります。
アレルギーの症状が悪化する場合や疑念がある場合は、獣医師に相談し、専門的なアドバイスを受けることが重要です。
清潔な環境の維持
家の中を清潔に保つことで、ハウスダストやカビなどのアレルゲンの蓄積を減らすことができます。定期的な掃除や換気を心掛け、ワンちゃんが使っている布団を洗う、ワンちゃんの服を定期的に洗う、こまめに部屋の掃除をするなどがよいでしょう。
ノミやダニの予防
ノミやダニは犬のアレルギーの原因となります。予防のために、適切な薬剤や首輪を使用し、定期的に獣医師の指導のもとでノミやダニのチェックを行いましょう。
現在ペットショップやオンラインショップでもノミ・ダニの駆除剤が販売されています。動物病院でも販売されており、獣医師さんに相談することで効果の高い予防薬を処方してもらうこともできます。
予防薬にはご飯やおやつに混ぜて食べるタイプと体に直接滴下するタイプがあります。生活スタイルや好み、飼い主さんのお世話の多さなどを考慮して選びましょう。
下記の記事でもノミ・ダニについて解説しています。
特定の食材の除外
食物アレルギーが疑われる場合は、獣医師の指導を仰ぎながら特定の食材を除外した食事療法を試してみることができます。
適切なシャンプーと洗浄
敏感な皮膚を持つ犬は、特定のシャンプーや洗浄剤にアレルギー反応を示すことがあります。無添加で刺激の少ない製品を使用し、獣医師のアドバイスに従いましょう。皮膚病に合わせて動物病院でシャンプーを処方してもらえることがありますので一度相談しましょう。
下記の記事でもトリミングについて解説しています。
シニア犬はいつまでトリミングが必要?トリミングのリスクと頻度を解説!
室内のたばこの禁煙
たばこの煙は犬にとっても有害であり、アレルギーを悪化させる可能性があります。家庭内でのたばこの禁煙を検討しましょう。
適切な栄養と健康管理
愛犬にはバランスの取れた栄養が必要です。健康的な食事や適切な運動を提供し、免疫力を向上させることで、アレルギー反応への抵抗力が向上する可能性があります。
まとめ
犬のアレルギーは、免疫系が無害な物質を異物と認識し、過剰に反応することによって発生します。主な症状はかゆみ、皮膚のトラブル、目や鼻のかゆみ、消化器症状、耳のかゆみ、くしゃみや咳などです。アレルギーの原因には食物、環境、ノミやダニ、接触物質などがあります。治療にはアレルゲンの回避や薬物療法、免疫療法、食事療法があり、完全に治癒することは難しいが症状を管理することが可能です。愛犬のアレルギー対策として、清潔な環境維持、ノミ・ダニ予防、適切な食事やシャンプーが推奨されます。犬種によってアレルギーを発症しやすい場合があるため、獣医師との相談が重要です。
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