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2024.03.06ブログ
トイ・プードルの毛の退色を防ぐには-犬の毛の退色は戻るの?ストレスが原因?-

飼っていると毛の色がだんだん変わってくるワンちゃんがいます。子犬のころと今を比べたら全然違う…なんてこともあるでしょう。これ以上毛の色が変わってほしくない…なんて思う飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
今回はこの退色の原因や犬種ごとの出やすさ、予防方法について解説していきます。
目次
- ○ 犬の毛の退色とは?毛の色が変わる?
- ○ 犬の毛の退色のタイプは主に3つ
- ・加齢による退色
- ・病気による退色
- ・特定の犬種による退色
- ○ 愛犬の毛が退色する原因は主に5つ
- ・メラニン色素の働きが弱まる
- ・栄養不足
- ・トリミングのしすぎ
- ・ストレス
- ・犬種による退色のしやすさ
- ○ 犬の退色予防にはどんな方法がある?
- ・栄養不足を解消しよう
- ・病気による退色
- ・日々のケアをしよう
- ○ 犬の鼻も退色することがある
- ・遺伝や加齢
- ・ウィンターノーズ
- ・病気による退色
- ○ 犬の毛の退色は戻ることもある
- ○ まとめ
犬の毛の退色とは?毛の色が変わる?
人が年を取ると白髪になるのと同じように、犬も毛の色が薄くなることがあります。老化や病気により、メラニンを合成する酵素の働きが弱くなるため、退色します。
ワンちゃんの毛色は遺伝子によって変わります。もともとメラニンが多いワンちゃんや毛の量自体少ないコ、ストレスを感じやすいコさまざまです。
毛の退色は加齢、病気、特定の犬種によるものがあり、メラニンの減少や栄養不足が影響します。
特にトイ・プードルやヨークシャーテリアは遺伝的に退色が見られます。栄養バランスの良い食事や紫外線予防が予防策として重要で、適切なトリミングやストレス管理も必要です。
犬の毛の退色のタイプは主に3つ
毛の色の退色のタイプには大きく分けて3つあります。1つは加齢による退色です。加齢による退色は仕方ないものといえるでしょう。2つ目は病気による退色です。治療中による副作用や病気そのものによる退色もあります。3つめは特定の犬種による退色です。特定の犬種ではパピー期から退色が起きることがあります。
加齢による退色
退色の大きな要因の一つに加齢があります。加齢によって退色することは一般的でしょう。加齢によって色素が減少や灰白色の毛の増加、毛の成長サイクルの変化が退色につながります。病気と違って治療の必要はないので気にせず今まで通り可愛がってあげましょう。
病気による退色
病気によって退色する場合もあります。病気そのものによって退色するタイプと病気の治療によって退色するタイプもあります。治療によって退色するタイプは治療によるものなので薬が効いている証拠ともいえるでしょう。気になる場合は一度獣医師に相談しましょう。病気そのものによって退色している場合はその病気を治療する必要があります。ほかに症状が出ていないかよく愛犬を観察しましょう。食欲がなくなった、元気がなくなった、どこか身体の部位を気にしている場合にはかかりつけの病院に行きましょう。早期発見・早期治療が重要です。
特定の犬種による退色
特定の犬種では遺伝子によって退色しやすい犬種がいます。代表的な犬種にはトイ・プードルやヨークシャーテリアがいます。これらの犬種は加齢や病気に関わらず、パピー期にも退色がみられます。また、成長に伴って色が変化します。病気ではないので特に心配する必要はありません。しかしほかにも気になる症状がある場合は病気を疑う必要があります。
愛犬の毛が退色する原因は主に5つ
愛犬の毛が退色する原因には大きく分けて5つあります。ストレスや栄養不足などは環境を整えることで改善することができます。
メラニン色素の働きが弱まる
メラニン色素の減少が犬の毛の退色の主要な原因の一つです。メラニンは毛に色を与える色素であり、犬の被毛が黒、褐色、灰色など様々な色を持つのはこのメラニンの存在によるものです。
加齢とともに、犬の体内でのメラニンの生成が減少することがあります。これにより、毛の中のメラニンの濃度が低下し、毛がより褪色して灰白色や淡い色に見えるようになります。特に黒や濃い色を持つ犬種では、この変化が顕著に現れることがあります。
このメラニンの減少による退色は、加齢に伴う自然なプロセスであり、ほとんどの犬が年を取ると何らかの形で影響を受けます。ただし、個々の犬には個体差があり、健康状態や飼育環境も影響を与える可能性があります。
栄養不足
ワンちゃんが適切な栄養を得ていない場合、毛の質や色素の生成に影響を与えることがあります。特に、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、鉄分などが不足していると、毛の色や健康に悪影響を与える可能性があります。また、食事が愛犬に合っていない場合も毛の健康に影響を与えることがあります。例えば、過剰な穀物や添加物が含まれた食事は、毛の色素生成に悪影響を及ぼす可能性があります。
加えて、食物アレルギーによって退色が起きることもあります。
愛犬に退色の症状が出たら食事を一度見直すのが良いでしょう。食事を一度にすべて変えてしまうこともストレスの原因になってしまうので、変える場合は少しずつ混ぜて変えましょう。
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トリミングのしすぎ
トリミングで行われるシャンプーやバリカンが退色の原因になることもあります。過度なシャンプーのし過ぎやバリカンの繰り返しが退色の原因の一つになるので、シャンプー・トリミングは適切な頻度で行いましょう。頻度は一か月から二か月に一度が良いでしょう。
ストレス
人も過度なストレスがかかると白髪が出てくるように、ワンちゃんも過度なストレスがかかると退色してしまうこともあります。ストレスがかかっていないか観察してみましょう。ストレスを感じていると手足をなめたり毛をかじるなどの症状がみられます。ストレスを解消するには、生活習慣を見直す必要があります。運動は足りているか、睡眠時間は足りているか、食事のバランスはとれているか、確認しましょう。
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犬種による退色のしやすさ
犬種によって退職のしやすさが変わります。特にトイ・プードルとヨークシャーテリアは遺伝的に退色しやすいといわれています。トイ・プードルは1~3歳ごろに退色し始め、早いワンちゃんでは生後半年で退色し始めるワンちゃんもいます。ヨークシャーテリアは成長とともに黒がシルバーに、茶色がゴールドに変わることでより光沢のある美しい毛色に変化していきます。
犬の退色予防にはどんな方法がある?
ある程度の退色は犬の加齢に伴う自然な現象であるため、予防的なケアをしても完全に防ぐことは難しいかもしれません。飼い主としてできる限りのケアを提供し、健康な犬と共に良い時間を過ごすことが大切です。
栄養不足を解消しよう
適切な栄養摂取は犬の被毛の健康に重要です。食事には良質なタンパク質、ビタミン、ミネラル、オメガ脂肪酸などが含まれていることが必要です。獣医師が勧める栄養バランスを確保しましょう。
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病気による退色
病気による退色は病気を治療することで治る可能性があります。毛のサイクルとともに抜け、生え変わるため、時間がかかることもあります。病気そのものによるものではなく、治療の薬による退色の場合もあります。その場合は薬の使用をやめると治ることがあります。気になる場合はかかりつけの獣医師に相談しましょう。毛の色よりも愛犬が健やかに暮らせることが大切です。
日々のケアをしよう
退色を防ぐために紫外線予防をしましょう。特に白い毛のワンちゃんは紫外線で日焼けすることで色が変わることがあります。日が出ている時間にはあまり外にいないようにしたり、UVカット仕様のお洋服を着せましょう。
また、日々のケアとしてブラッシングも有効です。ブラッシングを正しく行うことで愛犬とのコミュニケーションが育まれたり毛の質が高まります。
犬の鼻も退色することがある
実は毛だけでなく、鼻も退色することがあります。鼻の退色には以下の原因が考えられます。
遺伝や加齢
遺伝的にメラニン色素が少ないワンちゃんは鼻の色が退色しやすくなります。子犬のころや成犬のころ鼻の色が黒くても成長とともに薄くなることがあります。遺伝的なものなので心配する必要はありません。また、毛の色とともに加齢によって鼻の色も薄くなるケースもあります。
ウィンターノーズ
冬など寒くなると色素が薄くなる「ウィンターノーズ」という現象があります。特にラブラドールレトリバーやシベリアンハスキーによく見られる現象です。
温かい季節になると戻るワンちゃんもおおいですが、詳しいメカニズムはまだわかっていません。
病気による退色
エリテマトーデスという自己免疫疾患の一つの可能性があります。自己免疫疾患とは自分で自分の身体を攻撃してしまう病気です。エリテマトーデスでは鼻の退色のほかに皮膚のただれやかぶれ、かさぶたなどの症状がみられることがあります。
犬の毛の退色は戻ることもある
病気による退色、治療による退色、ストレスによる退色は、病気が治ったり薬を変えたり、ストレスに対処することで戻ることもあります。特に毛が伸びるダブルコートの犬種は毛が伸びるので、戻る可能性があります。
しかし加齢による退色といったタイプは戻る可能性が低いとされています。
まとめ
今回はワンちゃんの毛の退色について解説しました。一般的に加齢とともに退色しますが、病気や遺伝的な要因によって退色することもあります。また、ストレスや食事があっていないことでも毛の退色がみられることがあるので、まず体調を観察し、変わったところがなければ環境を見直しましょう。夜はしっかり寝れているかなどを確認して問題がなければご飯を変えてみるのがよいでしょう。
加齢による対象が防ぐことは難しいですが、適切でバランスの良い食事、適度な運動、病気の早期発見・治療によって防ぐことができます。
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