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2024.11.27ブログ
犬の乾燥対策!乾燥肌状態を知って肌悩みを解決!
冬に気になるのは乾燥ですよね。ワンちゃんの肌は人よりも薄く、空気の乾燥の影響も受けてしまいます。乾燥から守るために保湿が大切になります。愛犬の肌は乾燥してないかを確認してみましょう。乾燥する冬に向けて対策を知っておくことで、冬も元気に過ごすことができます。
目次
- ○ 犬の肌が乾燥する原因とは?
- ・シャンプーのし過ぎ
- ・空気が乾燥している
- ・栄養が偏っている
- ○ 犬の乾燥肌によるデメリットとは?
- ○ 愛犬が乾燥肌かチェックしよう!
- ・チェック項目:フケの量
- ・チェック項目:肌はカサカサ?
- ・チェック項目:毛のツヤ、毛玉
- ・チェック項目:かゆがっていない?
- ・チェック項目:皮膚に赤みやひっかき傷はない?
- ・チェック項目:肉球のひび割れ
- ○ 犬の乾燥しやすい部位って?
- ○ 犬の乾燥肌に似ている皮膚疾患って?
- ・ノミ・ダニによる虫刺され
- ・アレルギー性皮膚炎
- ・脂漏症
- ・膿皮症
- ○ 愛犬の乾燥肌対策をしよう!
- ・保湿しよう
- ・部屋を加湿しよう
- ・お洋服は天然素材のものを選ぼう
- ・水分をしっかりとろう!
- ○ まとめ
犬の肌が乾燥する原因とは?
ワンちゃんの肌はとても敏感。肌の薄さは人の3分の1から5分の1程度といわれています。なんと赤ちゃんと同じくらいの薄さとも。とてもデリケートなので、乾燥しやすいのです。
シャンプーのし過ぎ
シャンプーのし過ぎでも乾燥肌になってしまうことがあります。
シャンプーを短期間で何度も行ってしまうと、お肌の油分が過剰に洗い流されてしまいます。シャンプーは月に1~2回程度にしましょう。
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空気が乾燥している
空気の乾燥もお肌の乾燥につながります。飼い主さんも唇の乾燥や皮膚の乾燥を夏より冬のほうが感じますよね。ワンちゃんも同様に、空気の乾燥は皮膚の乾燥につながります。特に冬は空気が乾燥しているのに加え、暖房器具の使用によりさらに乾燥してしまいます。
栄養が偏っている
栄養バランスの偏りでも乾燥肌になることも。
アレルギー体質のワンちゃんでは、鶏肉や牛肉など特定の食材で乾燥したり痒がってしまうことがあります。おやつやご飯を変えたときは注意してみてみましょう。
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犬の乾燥肌によるデメリットとは?
乾燥肌になることで、肌の張りがなくなったり、ターンオーバーの乱れにつながります。肌の水分量が少なくなるとバリア機能が低下したり、皮膚をかいてしまうことで皮膚が傷つきます。そこから皮膚トラブルにつながることもあります。
乾燥肌に気づき、早めの対処をしてあげることでさらなるトラブルにつながることを防止し、愛犬の健康につながります。
愛犬が乾燥肌かチェックしよう!
記事を読みながら愛犬の肌・被毛をチェックしてみましょう。
ここでは6つのチェック項目を設けています。
チェック項目:フケの量
フケは皮膚のターンオーバーに合わせて剥がれ落ちた角質です。ターンオーバーとは肌の細胞が一定の周期で生まれ変わる仕組み、サイクルのことを指します。
ターンオーバーは一定の周期で繰り返すため、フケが出ている=異常というわけではありません。しかし、フケの量が増えたときはターンオーバーが乱れている可能性があります。スキンシップをとったり、ブラッシングを日々してあげることで、フケの量の変化に気づくことができます。
チェック項目:肌はカサカサ?
皮膚が乾燥すると、カサカサになります。いつもの愛犬の肌と比べてかさぶたのような触り心地になった場合は注意が必要です。被毛が多くてわかりにくいワンちゃんは毛が他よりも薄いお腹や顔などを確認してみましょう。
チェック項目:毛のツヤ、毛玉
乾燥するのは皮膚だけではありません。被毛も同時に乾燥します。
毛のツヤがなくなったと感じる時は要注意です。また、乾燥すると毛が絡まりやすくなります。そのため毛玉ができやすくなります。そのほかにも、抜け毛が換毛期ではないのに毛が換毛期と同じくらい抜けるようである場合は注意が必要です。
チェック項目:かゆがっていない?
乾燥がひどくなるとかゆがることがあります。人も乾燥しているところがかゆくなることがありますよね。痒がっているしぐさをよく見る時は乾燥していないか皮膚の状態を見てみましょう。
チェック項目:皮膚に赤みやひっかき傷はない?
乾燥し、痒くなるとかいてしまうことがあります。ひどくなるとひっかき傷になってしまうことも。身体にひっかき傷がないか注意深く見てみましょう。日々のブラッシングやスキンシップで確認しましょう。
チェック項目:肉球のひび割れ
肉球は常に空気にさらされ、つねに地面とくっついているところです。
肉球のツヤや弾力は健康のバロメーターになります。乾燥がひどくなるとひび割れてしまったり血が出てしまうことも。いつもよりカサカサしているときは乾燥している可能性があります。乾燥以外のトラブルの可能性もあるため、肉球は毎日確認するようにしましょう。
犬の乾燥しやすい部位って?
人と同じようにワンちゃんにも乾燥しやすい部分があります。それは被毛に覆われていない部分です。被毛によって熱や湿度が保たれていないので、外の湿度に影響されやすい部分といえるでしょう。その部位が乾燥していたら乾燥肌が始まっているサインでもあります。被毛に覆われていない部分とは、お腹が当てはまります。
また、首元や足の付け根など皮膚が柔らかい部分、肉球も乾燥しやすいといわれています。足の付け根は、ゴローンとお腹を上に向けてもらうとお家でも確認することができます。
犬の乾燥肌に似ている皮膚疾患って?
乾燥肌と似ている皮膚疾患として、以下のものが挙げられます。
皮膚疾患は動物病院を受診し、治療する必要があります。以下の症状に当てはまるものが多い場合は動物病院を受診しましょう。
ノミ・ダニによる虫刺され
ノミに寄生されると、激しいかゆみや炎症、フケがみられることがあります。乾燥の症状とも似ていますよね。しかしノミ・ダニに刺された場合は身体にいることが多いです。そのためよく身体を見てみましょう。ダニ・ノミ本体でなくても、黒いゴマのような糞がみられた場合はノミ・ダニによる痒みが疑われますので、動物病院に受診しましょう。
下記の記事で詳しく解説しています。
アレルギー性皮膚炎
アレルギー性皮膚炎でも皮膚のかゆみ、皮膚トラブルがみられます。
しかしアレルギー性皮膚炎では皮膚のトラブルだけでなく、消化器の症状や目や鼻のかゆみ、耳のかゆみなどを伴うことがあるため、見分けることができるでしょう。
気になる愛犬のアレルギー症状!アレルギー性皮膚炎ってなに?原因や対策について解説!
脂漏症
脂漏症とは皮膚のサイクルに異常が生じ、皮脂が過剰になったり不足したりすることで様々な症状が現れる皮膚病のことを指します。皮脂が多く出ることでマラセチア菌が繁殖し、かゆみを伴うことがあります。しかし皮脂が過剰に分泌されるため、皮膚がべたつくところが乾燥肌との違いです。
膿皮症
膿皮症とは皮膚表面に繁殖しているブドウ球菌が増殖することで皮膚に発疹ができる病気のことを指します。発疹が良くなる段階で脱毛やフケがみられる点で乾燥の肌トラブルと似ていますが、動物病院で見てもらうことで膿皮症との診断がされます。また膿皮症の発疹、脱毛は背中などにもできるため、早期の段階で乾燥とは違うことがわかることが多いです。
愛犬の乾燥肌対策をしよう!
冬に向けて乾燥対策をしましょう。ワンちゃんのための乾燥対策は飼い主さんの乾燥対策にもつながります。ここでは簡単にできる対策方法を4つ紹介します。
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保湿しよう
保湿シャンプーやトリートメント、保湿剤を使用しましょう。特に冬場は温度の高いお湯で洗うことが増えると思います。そうすることで皮膚表面の皮脂も洗い流されやすくなるため、保湿が重要になります。
シャンプーやトリートメントはペットショップやオンラインショップで購入することができます。トリミングサロンでは保湿シャンプーやトリートメント、保湿剤を取り扱っているところもあるので、一度相談してみましょう。
部屋を加湿しよう
暖房器具をつけたら加湿器もつけるなど、お部屋も加湿しましょう。
ワンちゃんだけでなく、同じ部屋で過ごしている飼い主さんも、のどの乾燥などを防ぐことができ、快適に過ごすことができます。
また、乾燥しない暖房器具を使うこともよいでしょう。オイルヒーターやホットカーペットは乾燥しづらいといわれています。コンセントなどに引っかからないように対策をして使用するようにします。ホットカーペットはワンちゃん用も販売されています。
お洋服は天然素材のものを選ぼう
皮膚が敏感なワンちゃんは服の擦れでも皮膚トラブルを起こしてしまったり、乾燥がひどくなってしまうことがあります。そのため、天然素材のお洋服を選ぶことをお勧めします。綿や羊毛のお洋服は手に入りやすく、様々なものがあります。お洋服はペットショップやオンラインショップで購入することができます。
水分をしっかりとろう!
人も寒くなると夏より水を飲まなくなりますよね。ワンちゃんもお水の摂取量が少なくなることがあります。しかし、お水をしっかり飲むことで乾燥を内側から防ぐことができます。
お水を飲むのが苦手なワンちゃんはご飯を少しお湯でふやかしてあげたり、ウェットフードやセミモイストフードを混ぜるのもよいでしょう。ご飯を変える時は少しずつ混ぜて変えていくようにします。
また、水分を多く含む食べ物をあげるのもよいでしょう。秋が旬のなしがおすすめです。
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まとめ
犬の肌は乾燥しやすく、原因には、シャンプーのし過ぎ、空気の乾燥などが挙げられます。乾燥肌は、肌の張りが失われたり、ターンオーバーが乱れたり、皮膚疾患を引き起こすことがあります。
乾燥肌のチェック方法としては、肌のカサカサ感、毛のツヤ、かゆみの有無肉球のひび割れなどがあります。特にお腹や首、肉球は乾燥しやすい部位です。
対策としては、保湿剤の使用や部屋の加湿、水分補給が重要です。また、天然素材の服を選ぶことで肌への刺激を減らすことも効果的です。愛犬の健康を守るために、日常的なケアを心がけましょう。
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