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2025.12.17ブログ
犬のシャンプー後に乾かない原因3つ|正しいタオルドライとドライヤーの完全ガイド

シャンプー後の乾かしは皮膚被毛の健康を保つために重要です。ドライヤーとタオルを使って効率的にしっかり乾かしましょう。この記事では乾かない3つの原因から乾かし方の具体的なコツ、自然乾燥がNGの理由まで解説します。おうちでシャンプーする飼い主さん必見の記事です。
目次
- ○ 犬がシャンプー後に乾かない「3つの原因」とは?
- ・原因①ダブルコートで水分をためやすい
- ・原因②タオルドライ不足で水分が残っている
- ・原因③ドライヤーの当て方・風量・距離が適切でない
- ○ 犬を【確実に乾かす】タオルドライの正しい方法
- ・タオルは2-3枚使ってしっかり吸水
- ・②水分が残りやすい【要注意ポイント】を押さえる
- ○ 犬を乾かすドライヤーとブラシの使い方のコツ
- ・①根元から乾かすと早い!毛の流れに沿ったブローが基本
- ・②ブラシで空気を入れながら乾かすと”ふわっと”仕上がる
- ○ 犬の自然乾燥はNG!完全に乾かそう
- ・自然乾燥は皮膚炎のリスクが高まる
- ・濡れた毛は『毛玉』の原因になる
- ○ どうしても犬が乾かないときは?プロに任せるメリット
- ・プロのドライは早くてふわふわ!犬の負担も少ない
- ・シャンプーコースで時短に集中ケア!
- ○ まとめ
- ○ シャンプーもお任せください!横須賀のトリミングサロン ほっと・ふぃーるど
犬がシャンプー後に乾かない「3つの原因」とは?

原因①ダブルコートで水分をためやすい
犬の被毛は構造的に水分を保持しやすく、人間の髪より乾きにくい特徴があります。特に柴犬・ポメラニアンなどのダブルコートの犬種は、アンダーコートが密なため、内部の水分が逃げにくく自然乾燥では数時間以上かかることもあります。
シングルコートの犬でも毛量が多い場合でも乾きにくく、表面が乾いていても根元は濡れたままになりがちです。
👉犬の毛が抜ける原因は?生え変わり?対策や手入れを紹介します
原因②タオルドライ不足で水分が残っている
シャンプー後に乾かない大きな原因のひとつが、タオルドライの不足です。表面だけ軽く拭いただけでは毛の内側に大量の水分が残り、ドライヤーを当てても乾きにくくなります。特に耳の後ろ・首・脇・内股などは水分が溜まりやすく、丁寧に押さえながら水分を移す必要があります。トリマーはタオルを2〜3枚使って徹底的に水分を取るため、乾かしの時間を大幅に短縮できます。タオルドライの質がドライ全体の仕上がりを左右すると言っても過言ではありません。
原因③ドライヤーの当て方・風量・距離が適切でない
乾かない原因の3つめはドライヤーの使い方です。風量が弱すぎる、距離が遠い、風向きが一定でないなどの要因で乾きの効率が下がり、いつまでも湿った状態が続いてしまいます。毛の根元に風が届かないと、表面だけ乾いて内部は濡れたままという失敗が起きやすく、ニオイや毛玉の原因にもなります。また、犬が怖がるからと顔中心に弱風で時間をかけすぎるのも逆効果です。犬に負担をかけず、かつ効率よく乾かすためには、適切な距離・風量・風向きが必要になります。
犬を【確実に乾かす】タオルドライの正しい方法

タオルは2-3枚使ってしっかり吸水
タオルドライは乾かし工程の中で最も重要なステップです。1枚のタオルだけで拭き切ろうとするとすぐにびちょびちょになってしまい、水分が十分に吸えません。最低でも2~3枚のタオルを用意し、濡れたら交換して全身の水分を丁寧に吸わせます。
「押し当てて吸う」という動作を繰り返すのがポイントで、ゴシゴシこすると毛玉や皮膚トラブルの原因になります。特に毛量の多い部分は重点的に行うと、ドライヤーの時間が半分程度に短縮されます。
②水分が残りやすい【要注意ポイント】を押さえる
犬の体には水分が残りやすい箇所があり、ここをしっかりタオルドライすることで乾燥時間を短縮することができます。代表的なのは、耳の後ろ、首の下、わきの下、内股、尻尾の付け根です。毛や皮膚が重なり合っている箇所は水分が溜まりやすく、見落としやすい部分でもあります。タオルを指に巻きつけながら細かい部分に押し当てるように吸水すると、乾きやすくなります。見えにくい部分ほど丁寧に乾かすことが大切です。
犬を乾かすドライヤーとブラシの使い方のコツ

①根元から乾かすと早い!毛の流れに沿ったブローが基本
犬を乾かすときは「根元→毛先」の順番で乾かすのがポイントです、毛の表面だけ乾かすと、内部が湿ったままになりにおいやべたつきの原因になります。ドライヤーは毛の流れに沿って当て、風を一方向から当て続けるのではなく、左右に振りながら全体に送ります。これだけで乾燥時間がグッと短くなり、仕上がりも均一になります。風量は弱すぎると時間がかかるため、犬が怖がらない範囲で中~強風で使うのがおすすめです。
ブローの詳しい手順、方法については下記の記事で解説しています。
②ブラシで空気を入れながら乾かすと”ふわっと”仕上がる
ブラシを使うことで毛の絡まりがほどけ、ふんわりした仕上がりになります。トリマーは実際にスリッカーブラシを使いながら乾かしているので、スリッカーブラシを使用すると、よりプロのようなボリューム感が出ます。しっかり梳かしながら乾かすことは毛玉の予防にもつながります。顔周りや足先、肛門など敏感な部分は『コーム』という細い櫛を使用することで、細かく安全に乾かすことができます。
👉犬のブラッシングのやり方とは?効果や道具、子犬のブラッシングについて紹介します!
犬の自然乾燥はNG!完全に乾かそう

自然乾燥は皮膚炎のリスクが高まる
犬を自然乾燥させると、被毛内部に残った水分んにより雑菌が繁殖しやすく、独特のにおいが発生します。湿った状態が長時間続くと皮膚炎のリスクも高まり、敏感肌の犬では特に注意が必要です。見た目が乾いているように見えても、根元が濡れていることが多く、夜まで湿気が残るケースもあります。健康を守るためにも「完全に乾かす」ことが基本です。
👉犬のアレルギー性皮膚炎とは?原因や症状、治療方法について紹介します
濡れた毛は『毛玉』の原因になる
濡れた毛は絡まりやすく、自然乾燥はそのままになるため毛玉の原因になります。毛玉ができるとブラッシングが痛くなり、犬のストレスが増えるだけでなく、次のトリミングで時間・費用ともに負担が増えてしまいます。毛玉が多い犬は皮膚の確認がしづらくなり、見えない部分のトラブルを見逃すことにもつながります。毛玉予防のためにも、しっかり乾かすことが大切です。
👉犬の毛玉のほぐし方とは?毛玉のできやすい犬種は?対策を紹介!
どうしても犬が乾かないときは?プロに任せるメリット
プロのドライは早くてふわふわ!犬の負担も少ない
シャンプーは少なからず犬の体力を消耗します。老犬や病気などで体力が落ちているワンちゃんはトリミングサロンや動物病院などプロにお願いしましょう。
トリミングサロンでは風量の強いドライヤーを使用していたり2人で乾かしたりと短時間でブローが終了します。
当店ではドライヤーに加えてブロアーという風量がより強いドライヤーも採用しています。しっかり洗い、しっかり根元から乾かすことで「ふわふわ」な毛を作り出しています。
シャンプーコースで時短に集中ケア!
多くのサロン、病院ではシャンプーとブロー、基本的なお手入れ(爪切りなど)のみのコースを用意しています。
換毛期で毛がたくさん抜けるけどお手入れする時間が取れないときなど、積極的に活用することで、犬も飼い主さんも快適に過ごすことができます。
まとめ
シャンプー後の自然乾燥はNG!必ずしっかり乾かしましょう。タオルとコームやブラシを使って根元から乾かすことでふんわりと仕上げることができます。
おうちでのシャンプー、乾かしが難しいと感じた場合、トリミングサロンや動物病院のシャンプーコースを積極的に活用しましょう。特に毛の生え変わりである『換毛期』の時期はプロにお任せすることで不要な毛を抜くことができます。
シャンプーもお任せください!横須賀のトリミングサロン ほっと・ふぃーるど

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