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2023.06.14ブログ
犬の目のかかりやすい病気って?ケアの方法や症状をチェックしよう!
犬の目の構造やかかりやすい病気をご存じですか?犬の目は人の目とほとんど同じ構造になっています。しかし色の見え方や視野などが少し違って見えています。目の病気は進行がはやいため、早期発見・治療することが大事です。愛犬の目は大丈夫かな?と思ったら症状が出ていないかチェックしてみましょう。異変や違和感を感じたら迷わず動物病院を受診しましょう。
目次
- ○ 犬の目の仕組みって?
- ○ 人と犬の目の違いは?
- ○ 犬のかかりやすい目の病気って?
- ○ こんな症状は要チェック!
- ・目やに、涙やけ
- ・白い膜、白く濁る
- ・目や目の周りが赤い
- ・できものがある
- ○ 愛犬の目に異変が出たときの対処法
- ・日ごろの目のケアをしましょう
- ・動物病院を受診しましょう
- ○ まとめ
犬の目の仕組みって?
犬の目は人の目と構造はほとんど一緒です。瞳孔や光彩、水晶体や網膜などがあり、違いはほとんどありません。
犬の目の形は大きく分けるとアーモンド型、三角形、丸型の3種類に分けられます。アーモンド型の目の犬種にはラブラドールレトリーバーやゴールデンレトリーバー、三角形の目の犬種には柴犬などの日本犬、丸型の目の犬種にはパグやシーズー、チワワなどの小型犬が当てはまります。
人と犬の目の違いは?
犬は色を見分ける能力が人よりないといわれています。
錐状体(すいじょうたい)という細胞によって色を見分けており、犬はこの細胞が少ないため、色の識別が難しくなっています。具体的にいうと、青と黄色、黒(グレー)しか識別できず、赤と緑の識別が苦手といわれています。
しかし、その代わりに暗闇で見る能力が人より長けています。人が何も見えない暗闇でもわずかな光があれば見ることができます。また、もしかしたら紫外線が見えているかもしれないという研究もあります。
色彩以外にも人と犬の目の違いがいくつかあります、そのうちの一つがピントです。犬は人よりじっと動かないものの識別が苦手ですが、動いてるものに対する視力は発達しています。犬の祖先が動き回る獲物を走って追いかける能力を引き継いでいるのでしょう。視力は人より悪く、ピントを合わせるのが苦手といわれています。
犬のかかりやすい目の病気って?
最もなりやすい病気に角膜炎があります。角膜炎では、涙が多く出て涙やけがひどくなります。痛みや違和感が出るため、こすったり瞬きの回数が多くなるという症状や光をまぶしがったりすることもあります。ドライアイや刺激、細菌やウイルスなどの感染が原因と考えられます。結膜炎も角膜炎と同じような症状が出ます。片目のみの場合はごみやシャンプーなどが原因のこともあり、両目の場合は感染症やほかの疾患も考えられます。
目頭の瞬膜が飛び出して赤く腫れることをチェリーアイといいます。多くは遺伝ですが、シニア犬になると免疫力の低下による細菌やウイルスの感染で起こることもあります。
白内障・緑内障は人でも起こるため、聞いたことがある人も多いと思います。白内障は徐々に進行し、視力が落ちていきます。緑内障は慢性と急性があり、急性の場合は頭を触られることを嫌がるようになったり、ものにぶつかるといった症状が出ます。慢性の場合は初期段階では自覚症状がないため、定期検診での早期発見が重要になります。
ほかにも網膜剥離といった病気になることもあります。
こんな症状は要チェック!
愛犬の目は大丈夫かな?と不安になってしまった飼い主さんも多いはず。次の症状が出ていないかチェックしてみましょう。
目やに、涙やけ
目やにはホコリやゴミが目に入ることで起こります。しかし目が開かなくなるくらいの粘度の高い目やにや膿のような目やにには注意が必要です。原因として、ドライアイや結膜炎、角膜炎が考えられます。
涙やけは何らかの原因で涙が多く分泌され、涙があふれることで目の周りの皮膚や毛が変色することです。濡れている部分は細菌が繁殖しやすいため、皮膚炎を起こしてしまう可能性があります。原因として考えられるものにアレルギー症状や鼻涙管の詰まりがあります。
白い膜、白く濁る
目の真ん中のレンズ部分が白く濁っているように見えることがあります。原因として加齢による白内障や遺伝、糖尿病などの可能性があります。進行すると目が見えづらくなり、ものにぶつかることが増えるため、愛犬がそのような動きをしているときは目の真ん中が白くなっていないか確認しましょう。
また、黒目全体が白く濁って見えたり、白い点が見えたりすることがあります。原因として外傷による炎症や角膜炎、遺伝性によるものの場合もあります。
目や目の周りが赤い
目の周りの外傷やドライアイ、アレルギー症状によって赤くなることがあります。白目の充血、涙や瞬きの増加の原因として生理的反応のほか、外傷や感染性角膜炎、結膜炎などがあります。
また、黒目の下のほうに血がたまっていることがあります。ブドウ膜炎、網膜剥離、高血圧や緑内障などの可能性があります。
できものがある
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)や瞬膜が赤く、丸く腫れて外に出てしまうチェリーアイなどがあります。チェリーアイは炎症や外傷などが原因のほか、先天的なことが多いものです。また、シニア期になると、マイボーム腺腫によるできものができることがあります。
愛犬の目に異変が出たときの対処法
目に限らず、異変や「いつもと違うな…」という違和感を感じたら迷わずかかりつけの動物病院を受診しましょう。そのためには日ごろから愛犬の様子や体調をよく見るようにしましょう。
日ごろの目のケアをしましょう
日ごろのケアとして愛犬の目をチェックする習慣をつけましょう。目やにが出てないか、白目に赤みがないかなどをチェックします。愛犬をお座りさせて上から見るようにします。目薬が処方されている場合は回数や間隔などを守って忘れずに点眼してあげましょう。点眼の際のポイントは怖がらないように点眼薬を後ろに回してさしてあげることです。
動物病院を受診しましょう
迷わず動物病院を受診しましょう。目の病気は進行が早く、処置が遅れると手術が必要になる場合もあります。そのような状態にならないように異変や違和感を感じたときは早めに受診しましょう。
まとめ
犬の目の病気で最もかかりやすいものに角膜炎があります。角膜炎では、涙が多く出たり、痛みや違和感が出るため、こすったり瞬きの回数が多くなるという症状や光をまぶしがったりすることもあります。
目やにや涙やけ、白い膜ができていたり目のふちに赤みがあるなど、いつもと違う様子があるときは経過観察をしっかり行い、早めに病院にかかるようにしましょう。
外傷によって細菌が繁殖したりすることもあります。日常的に目を確認する習慣をつけましょう。何かいつもと違うと感じたり愛犬が痛がったりしているときは迷わず動物病院を受診することをお勧めします。
◇◇◇トリマーB級ライセンス・JKC会員◇◇◇
大野温子
☎046-835-5540
※業者様の営業時間中の電話は施術の妨げになりますのでご遠慮ください。
営業時間 10:00~施術終了次第
HP : https://hot-field.net/
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