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2025.03.05ブログ
犬のアレルギー性皮膚炎とは?原因や症状、治療方法について紹介します

「なんだか愛犬の皮膚が赤い…」そのお悩みはアレルギー性皮膚炎の症状かもしれません。
ノミに起因するアレルギー、食物に起因するアレルギーなど、様々なものがあります。
この記事ではノミアレルギー性皮膚炎、通常疥癬、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎の4つをご紹介します。
ワンちゃんを飼っている飼い主さんは必見の記事です。
目次
- ○ 犬のアレルギー性皮膚炎とは
- ○ 犬のアレルギー性皮膚炎の原因
- ・ノミアレルギー性皮膚炎
- ・通常疥癬
- ・食物アレルギー
- ・犬アトピー性皮膚炎
- ○ 犬のアレルギー性皮膚炎の症状とは
- ・犬のアレルギー性皮膚炎の症状①ノミアレルギー性皮膚炎
- ・犬のアレルギー性皮膚炎の症状②通常疥癬
- ・犬のアレルギー性皮膚炎の症状③食物アレルギー
- ・犬のアレルギー性皮膚炎④犬アトピー性皮膚炎
- ○ 犬のアレルギー性皮膚炎の治療方法
- ・犬のアレルギー性皮膚炎①ノミアレルギー性皮膚炎/通常疥癬の場合
- ・犬のアレルギー性皮膚炎②食物アレルギー
- ・犬のアレルギー性皮膚炎③アトピー性皮膚炎
- ○ まとめ
犬のアレルギー性皮膚炎とは
犬のアレルギー性皮膚炎は、犬が特定のアレルゲンに対して過敏な反応を示し、その結果として皮膚に炎症が生じる状態を指します。これは犬の免疫系が異常な反応を起こすことによって引き起こされるもので、最も一般的なアレルギー性疾患の一つです。
ワンちゃんのアレルギー症状は皮膚の症状が出るのが特徴的になっています。
アレルギー性皮膚炎の症状には皮膚の赤みや脱毛、かゆみ、色素沈着などが挙げられます。
また、多くは外耳炎を併発することが多く、、頭を振って耳に違和感を感じているしぐさをしている場合は外耳炎を発症している可能性を疑う必要があります。
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犬のアレルギー性皮膚炎の原因
アレルギー性皮膚炎には大きく分けて3種類あります。
症状の出方が似ているものもありますが、原因が違うため、治療法や対処法が変わってきます。愛犬の症状がどれに当てはまるかチェックしてみましょう。
ノミアレルギー性皮膚炎
ノミに対する過敏反応によって引き起こされる皮膚の炎症症状を指します。これは、一度ノミに刺されたことがある犬が、ノミの唾液に含まれる特定のタンパク質に対して過敏反応を示すためです。
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通常疥癬
通常疥癬(つうじょうかいせん)は疥癬虫という小さな寄生虫によって引き起こされる皮膚感染症です。動物だけでなく、人も感染する可能性があり、ワンちゃんに感染する場合は犬疥癬と呼ばれます。
食物アレルギー
食物中の成分に対して過剰に免疫が反応することを「食物アレルギー」といいます。皮膚の赤みだけでなく、下痢や嘔吐などの消化器症状を伴うことがあります。食物アレルギーになりやすい食品は、鶏肉、牛肉、魚、乳製品、穀物、フルーツなど幅広く、特定するのが難しい場合があります。その場合は除去食試験を行います。
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犬アトピー性皮膚炎
ハウスダストや花粉、カビなどのアレルゲンに対して反応するものを「犬アトピー性皮膚炎といいます。遺伝的に皮膚のバリア機能が弱く、アレルゲンが皮膚から身体に入りやすいことも原因の一つと考えられています。
犬アトピー性皮膚炎をおこしやすい犬種には柴犬、シーズー、ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリーバーなどが当てはまります。
発症年齢は一般的に生後6カ月から、3歳ごろまでですが、高齢での発症も見られます。
犬のアレルギー性皮膚炎の症状とは
犬のアレルギー性皮膚炎の症状①ノミアレルギー性皮膚炎
ノミアレルギー性皮膚炎では、非常に強いかゆみが全身にみられ、特に尻尾の付け根から背中にかけて脱毛や赤み、ぶつぶつといった症状が出やすくなります。1匹の場合でも刺されると強い反応が出ることがあります。
特にノミの出やすい梅雨前後から秋の終わりまでの季節は注意が必要です。冬でも暖房の効いた部屋では繁殖できるので、一年を通して発症する可能性があります。
犬のアレルギー性皮膚炎の症状②通常疥癬
「通常疥癬」は疥癬虫の角皮や糞便などの代謝物に対してアレルギー反応を起こす病気のことで、強いかゆみを伴います。「角化型疥癬」というものあり、免疫力が低下した犬において疥癬虫が大量に増殖し、カキの殻のように固いフケを作ります。
通常疥癬は耳の辺縁や顔、肘など皮膚の薄い部位に症状が出やすくなります。
犬のアレルギー性皮膚炎の症状③食物アレルギー
皮膚の症状、消化器の症状、稀に呼吸器症状が出ることがあります。皮膚症状では、皮膚の赤みや発疹といった症状がみられます重症化すると脱毛することもあります。特に耳やお腹、足などに症状が出やすくなります。消化器症状では、嘔吐、下痢や軟便がみられます。消化不良を起こし、お腹にガスが溜まる症状がみられることもあり、日々のうんちの様子に注意する必要があります。
犬のアレルギー性皮膚炎④犬アトピー性皮膚炎
最初は掻いたり舐めたりする行動をし、脱毛や皮膚の赤み、フケがみられるようになっていきます。慢性化すると皮膚が黒く分厚くなります。
症状が出やすい部位として、耳、目の周囲、足先、肉球の間が挙げられます。
犬のアレルギー性皮膚炎の治療方法
アレルギー性皮膚炎の治療方法はそれぞれ変わってきます。ノミアレルギー性皮膚炎や通常疥癬は虫を駆除することで症状が治まります。
ハウスダストなど、すべて防げないものは症状が軽くなるように対策をします。
皮膚の赤みがみられた際は、まずはかかりつけの動物病院に相談しましょう。
犬のアレルギー性皮膚炎①ノミアレルギー性皮膚炎/通常疥癬の場合
ノミや寄生虫が原因となっているノミアレルギー性皮膚炎と通常疥癬はノミや寄生虫を駆除することで治療することができます。多頭飼いをしている場合や猫などほかの動物が同居している場合は一緒に駆除薬を付けてあげる必要があります。また、ソファやベッドに潜んでいる可能性があるため、洗濯、掃除をし、きれいな環境を保ちます
犬のアレルギー性皮膚炎②食物アレルギー
アレルゲンとなる食物を除去することで治療することができます。症状がゆっくりと出ることが多いため、どの食べ物がアレルゲンとなっているのかわからない場合があります。その際は除去食試験を行うことで特定することができます。
犬のアレルギー性皮膚炎③アトピー性皮膚炎
犬アトピー性皮膚炎はハウスダストなどを除去することが難しいため、アレルギー反応を抑える対症療法が中心になります。痒みや炎症を抑えるステロイドを用いたり抗ヒスタミン剤を服用し症状を抑えるといった処置がとられることもあります。環境が原因となっている場合は過ごす環境を清潔に保つことが大切になります。
まとめ
愛犬の皮膚が赤くなるのはアレルギー性皮膚炎の症状で、ノミアレルギー、疥癬、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎が原因となることがあります。ノミアレルギーでは刺された部分にかゆみや脱毛が、疥癬では疥癬虫によるかゆみやフケが、食物アレルギーでは皮膚の赤みや消化器症状が現れ、アトピー性皮膚炎ではハウスダストや花粉に反応して皮膚に赤みやフケが見られます。治療は原因に応じてノミや寄生虫の駆除、アレルゲン除去、または薬物療法を行います。
このような症状がみられたときはかかりつけの動物病院を受診することが重要です。
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