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2025.06.18ブログ
犬のストレスサインは?原因や発散方法を紹介します

「最近、愛犬の様子がいつもと違う…?」そんな変化を感じたら、もしかするとストレスが原因かもしれません。犬は言葉で気持ちを伝えることができないぶん、行動や体調の変化でサインを送っています。大切な家族であるワンちゃんの心と体の健康を守るために、ストレスについて正しく理解しましょう。
目次
- ○ ストレスとは?
- ○ 犬もストレスを感じる?!
- ○ 犬のストレスサイン①急性反応
- ・瞳孔が広がる、心拍数が上がる、呼吸が速くなる
- ・吠える、震える、隠れる
- ・あくびが増える、舌なめずりが増える
- ○ 犬のストレスサイン②慢性反応
- ・元気がなくなる
- ・体調不良の長期化、感染症にかかりやすくなる
- ・同じ行動を繰り返す
- ・異食
- ○ 犬がストレスを溜めると
- ○ 犬のストレスの原因とは?
- ・睡眠不足や空腹
- ・気温や環境などのストレス
- ・運動不足
- ・コミュニケーションの減少、お留守番の時間の増加
- ・暮らす環境の変化
- ○ 犬のストレス発散方法とは?
- ・運動不足を解消する
- ・触れ合う時間を増やす
- ・暮らす環境を見直す
- ・噛むおもちゃやおやつを与える
- ○ 異変を感じたら動物病院に
- ○ まとめ
- ○ 横須賀のドッグトリミングサロンなら
ほっと・ふぃーるど!
ストレスとは?
ストレスとは環境の変化など外的刺激や不安などの内的刺激を受けて、刺激に適応しようとして心や身体に様々な反応・症状が生じることを指します。
正確には、外的刺激、内的刺激などをストレッサー、反応をストレス反応といいます。
犬もストレスを感じる?!
犬も人と同じようにストレスを感じ、反応や症状に現れます。お家の中で過ごすことが多いワンちゃんでも、気温の変化や運動不足などにより、ストレスが溜まってしまい、様々な症状として現れてきます。
言葉で伝えることができないからこそ、小さなストレスサインをキャッチする必要があります。
犬のストレスサイン①急性反応
ストレスには、急性反応と慢性反応の2種類があります。
急性反応は突発的なストレッサーに対する即座の対応で、原因が取り除かれれば比較的短時間で落ち着くことが多いです。
瞳孔が広がる、心拍数が上がる、呼吸が速くなる
ストレッサーに対する反応として、瞳孔の拡大や心拍数の上昇、呼吸の速まりのほかに、筋肉の緊張とった症状が見られます。びっくりしたときの反応が急性反応に当てはまります。
吠える、震える、隠れる
行動に現れる急性反応として、吠えたり威嚇したりといった攻撃的な行動がみられます。ほかにも震えるといった様子や、ストレッサーから逃げようと隠れようとしたり、実際に隠れたりするという行動がみられます。
あくびが増える、舌なめずりが増える
これらの行動は「カーミングシグナル」といい、相手に不安や緊張などといった自分の気持ちを伝え、敵意がないことを伝えて相手を落ち着かせるとともに、自身を落ち着かせる行動です。生まれつき備わっているしぐさで、あくびだけでなく、舌なめずりや相手に低い姿勢をとる、まばたきしたり視線をそらすといった行動もカーミングシグナルの一種とされています。
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犬のストレスサイン②慢性反応
慢性反応は、ストレスが長期にわたって続き、心や身体にじわじわと悪影響が出てくる反応です。慢性反応として以下の反応、症状が現れます。
元気がなくなる
食欲がなくなったり、アクティブだったワンちゃんが運動したがらないといったときもストレスを慢性的に感じている症状の一つです。
何となく元気がない、ぼーっとしている時間が増えている、そのような様子が見られます。また毛ツヤがなくなったり皮膚の状態の悪化もストレス反応の一つです。
体調不良の長期化、感染症にかかりやすくなる
下痢や嘔吐、便秘など目に見える体調不良や、胃腸の潰瘍といった体内での病気として慢性反応は現れます。ストレスによってホルモンのバランスが崩れ、副腎皮質という器官が大きくなる(肥大)ことがあります。これは慢性的なストレスの影響で、体内に深刻な変化が起きているサインです。副腎皮質の肥大などをはじめ、これらの体内の病変は放置しておくと死に至ることがあります。
また、免疫が低下することで、感染症にかかりやすくなることもあります。
同じ行動を繰り返す
同じ行動を繰り返すことを「常動行動」といいます。自分のしっぽを追い続けたり、同じところを見つめて吠え続けたりするなどが当てはまります。
自分の足を舐め続けるなど、今までの生活では見なかった動作を繰り返しするようになった、それはストレスを慢性的に感じている証拠かもしれません。
異食
食糞をしてしまったり、コードを噛みちぎるような破壊行動や、異物を実際に飲み込んでしまう異食行動も見られることがあります。。そんな行動も慢性反応のひとつです。食べ物ではないものを積極的に食べようとし、実際に食べてしまうこともあります。胃酸で分解できるものは少ないため、もし何かを飲み込んでしまった場合はすぐに動物病院に受診しましょう。最悪のケース、中毒になってしまったり死に至ることもあります。
犬がストレスを溜めると
犬がストレスを溜めると、心身の健康に大きな悪影響を及ぼします。
性格が攻撃的になったり吠え続ける、トイレの失敗が増えるといった行動が増えたり、下痢や嘔吐といった胃腸障害、かゆみ、脱毛などの皮膚疾患に現れることもあります。
また、不安が長期間続くことで、足を長時間舐めるなどの自傷行為がみられることもあります。
犬のストレスの原因とは?
ストレスの原因には大きく分けて①生理的ストレス②物理的ストレス③心理的ストレスの3つがあります。
睡眠不足や空腹
これらは生理的ストレスに分類され、生きていくために必要不可欠なものが不足しているときにうまれるストレスです。
犬の睡眠は浅く、起きたり寝たりを繰り返しています。犬は一日に何度も浅い睡眠を取るため、寝床の環境が悪いと十分な休息がとれなくなり、疲れがたまりやすくなります。
気温や環境などのストレス
これらは物理的ストレスに分類されます。
暑い・寒いや、近くの工事音、花火の音といった外的刺激はワンちゃんがストレスを感じる原因になります。また照明がまぶしすぎる、近すぎる、刺激臭がするとなど、五感を過度に刺激するものはすべてワンちゃんにとってストレスになります。人にとってはちょうどいいものだったとしても、するどい嗅覚を持つワンちゃんにとっては強すぎることもあります。
運動不足
運動量が足りていない時もストレスの原因になります。梅雨の時期を迎え、雨でお散歩に行けない日が続くことで運動不足になったり、ワンちゃんの体格、必要となる運動量以下のお散歩が続くことでストレスが溜まっていきます。
コミュニケーションの減少、お留守番の時間の増加
これらは心理的ストレスに当てはまります。ワンちゃんは、飼い主さんとのスキンシップの時間、量が減ることでもストレスを感じます。また一人で過ごす時間が増えたり、目の前にいるのに構ってもらえなくなったといったことも原因の一つになります。
暮らす環境の変化
おうちの引っ越しや家族が増えた、減ったという暮らす環境の変化もストレスの原因になります。特に4月は進級、就職のタイミングで家族の生活リズムも大きく変わるタイミングです。ワンちゃんも家族の生活リズムの変化を敏感に感じ、家族の間に流れる不穏な雰囲気、飼い主さんのイライラもワンちゃんに伝わります。また新しいワンちゃんを飼うことになった、猫を飼うことになったという人以外の家族が増えることでもストレスを感じます。
犬のストレス発散方法とは?
ストレスを感じずに生きることはとても難しいので、感じたストレスを溜めないようにする工夫が大切になります。ここでは、4つのストレス発散方法をご紹介します。お家で簡単にできる方法なので、ぜひ実践してみましょう。
運動不足を解消する
お散歩の時間、コースを見直し、運動が足りているか確認しましょう。また雨が多い梅雨の時期、台風の時期、真夏はお散歩に出ることが少なくなる飼い主さんも多いのではないでしょうか。そんな時は、室内で遊んであげましょう。下記の記事では室内での遊び方、危険なポイントなどを解説しています。ぜひご一読ください。
犬と家でどんな遊びをする?遊びの種類や注意するポイントについて解説!
触れ合う時間を増やす
なるべくワンちゃんと触れ合う時間を増やすようにしましょう。ただ撫でるだけでなく、ブラッシングをしたりおもちゃで一緒に遊んだりすることも効果的です。またワンちゃんに積極的に話しかけることも、ストレスを減らす効果があるのだそう。
ワンちゃんによっては、いきすぎたスキンシップが苦手なコもいます。反応を見つつ、距離を縮めることが大切です。
犬のブラッシングのやり方とは?効果や道具、子犬のブラッシングについて紹介します
犬に話しかけることの効果とは?長生きする、ストレスが減るといった研究も?!
暮らす環境を見直す
しっかりと睡眠がとれるようなベッドの位置か、室温は暑くないか寒くないか、くつろげるところがあるか、異食や誤飲につながるような危険はないかなどを見直しましょう。
特に飼い主さんがお留守の時間が長い場合、室温が朝とかなり変わる夏などは注意が必要です。直射日光が入ると室温が上がりやすくなるため、気を付ける必要があります。
犬の睡眠時間平均は?寝る時間はいつ?ベッドの場所や数について解説!
噛むおもちゃやおやつを与える
ワンちゃんにとって、「噛む」という行為はストレスを解消する方法の一つです。飼い主さんを噛んでしまったり、家具を噛んでしまう前に、噛んでもいいおもちゃや噛んで食べるおやつをあげることで、ストレスを発散することができます。
噛むことでデンタルケアにつながるおやつも販売されています。お口の中の健康を保つことにもつながるので、おすすめです。
硬すぎるものは歯が欠けてしまう可能性があります。体格、年齢に合ったおやつ、おもちゃを与えることが重要です。
異変を感じたら動物病院に
「ストレスが原因かも?」と思っても、その陰に大きな病気が隠れている可能性もあります。「いつもとなんか違うな」「どこか変だな」そう思ったときはかかりつけの先生に相談しに行きましょう。早期発見早期治療はワンちゃんの健康にとても重要です。
まとめ
犬も人と同じようにストレスを感じ、行動や体調に変化が現れます。ストレス反応には、驚いた際に見られる急性反応(震え・吠え・隠れるなど)と、元気がなくなる、同じ行動を繰り返すといった慢性反応があります。原因は、睡眠不足・気温・運動不足・環境の変化・孤独感など多岐にわたります。ストレスを溜め込まないためには、適度な運動、触れ合い、安心できる環境づくり、おもちゃなどでの遊びが効果的です。小さなサインを見逃さず、必要に応じて獣医師に相談しましょう。
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