-
Blog
-
Blogブログ
Blogブログ
2025.08.27ブログ
犬は雷が怖い?原因・留守番対策・安心できる過ごし方ガイド

雷が鳴ると震えたり隠れたりする犬は少なくありません。犬が雷を怖がるのは、音・光・気圧の変化・静電気などが複合的に刺激となるためです。本記事では、犬が雷を嫌がる理由から、安心できる環境作り、効果的なトレーニング、飼い主が取るべき対応までをわかりやすく解説します。
目次
- ○ 犬も雷が嫌い?
- ○ 犬が雷が苦手な理由
- ・大きな音
- ・気圧の低下と静電気
- ・光による刺激
- ・雷に対してトラウマがある
- ○ 雷が嫌いな犬の特徴とは?
- ・音に敏感な性格
- ・怖がり、神経質な性格
- ・加齢による変化
- ・犬種として神経質傾向をもっている
- ・メスの方が恐怖心が強い?
- ・雷に反応したら構ってもらえると学習したから
- ○ 犬が雷を怖がっているときの反応とは?
- ・身体的な反応
- ・行動に現れる雷への反応
- ○ 雷が鳴るとき犬のために準備することは?
- ・犬にとっての安全基地を作っておく
- ・音の遮断対策をしておく
- ・安全対策
- ・お散歩は雷雨の前に済ませましょう
- ・脱走対策を行う
- ○ 雷が苦手な犬への飼い主の対応
- ・特別なことはなにもしない
- ・叱らない、罰を与えない
- ○ 雷が苦手な犬のトレーニング
- ・雷の音と「嬉しい」ことを結びつける
- ・サプリメントの併用も
- ○ 極度の雷恐怖症の場合は動物病院へ
- ○ まとめ
- ○ 横須賀のドッグトリミングサロンなら
ほっと・ふぃーるど!
犬も雷が嫌い?
個体差によりますが、雷が苦手、嫌いなワンちゃんもいます。
雷は音が大きく時には光るため、刺激になる要素が多いと考えられます。
そのため、それらの刺激に敏感なワンちゃんはより雷が苦手といえるでしょう。
犬が雷が苦手な理由
犬が雷を嫌がる主な理由は大きな音・気圧の変化・静電気・光などの複合的な刺激によるものだと考えられています。これらの刺激が一度に重なることで、犬は雷に対して強い恐怖反応を示します。
ここでは、大きな音、気圧の変化と静電気、光による刺激、雷のトラウマの4つをあげていますが、雷が響く振動や匂い、風向きなど、様々な刺激が理由に挙げられます。
大きな音
犬の聴覚は非常に敏感で、人間には聞こえない音まで感知できます。そのため、雷の轟音は犬にとってとても不快な刺激となります。
犬の耳掃除の注意点とは?ウェットティッシュは使っても大丈夫?耳垢の状態は?
気圧の低下と静電気
雷の前には気圧が急激に下がることがあり、これを犬は本能的に察知して不安を感じます。また、雷の発生時には静電気が帯びやすく、これが犬の体に不快感を与えるとも考えられています。
光による刺激
雷光による強い閃光も、突然の視覚刺激として恐怖を引き起こす要因になります。
犬の目が赤い時、目やにがあるときどうしたらいい?目の病気や症状をチェックしよう!
雷に対してトラウマがある
幼少期に雷が鳴ったときに何かがあったなど、トラウマがある場合は雷を嫌がることがあります。幼少期以外の成犬になってからでも、出来事の大きさがワンちゃんにとって印象的なほど、トラウマになりやすくなります。
雷が嫌いな犬の特徴とは?
雷が嫌いかには個体差も大きくかかわっていますが、以下の特徴をもつワンちゃんは雷も苦手とすることが多いとされています。
音に敏感な性格
普段から普段からインターホン、掃除機、車の音などに反応しやすい犬は、雷の音にも強く反応する傾向があります。
また、聴覚が鋭い犬種(例:シェルティ、ボーダーコリーなど)は雷に敏感なことが多いです。
怖がり、神経質な性格
新しい環境や人にすぐ警戒する犬、ビクビクしやすい犬は、雷のような突発的な刺激にも過剰に反応します。
一度怖い思いをすると、学習してより強く反応するようになることがあります。
加齢による変化
シニア期(高齢犬)になると、不安が強くなったり神経過敏になることがあります。
認知機能の低下や聴覚・視覚の変化により、雷への恐怖反応が強まることも。
犬種として神経質傾向をもっている
シェットランド・シープドッグ、ボーダー・コリー、ラブラドール・レトリバー など、一部の犬種は敏感で繊細な気質を持っているため、雷恐怖症になりやすいといわれています。
メスの方が恐怖心が強い?
ある研究では、メスの方がオスよりも恐怖心が強いという結果が出ています。
そのため、女の子の方が性別的に怖がる可能性がありますが、個体差があります。
雷に反応したら構ってもらえると学習したから
一部のワンちゃんは、雷に反応したときに飼い主さんが過度に構った結果、「雷に反応する=構ってもらえる」という学習がされている可能性があります。
しかし基本的には雷への反応は恐怖によるものであると考えてよいでしょう。
犬が雷を怖がっているときの反応とは?
犬が雷を怖がっているときには以下のような行動や身体的な反応を見せることがあります。個体差があるため、すべての反応が出るのではなく、ワンちゃんによってとる行動や現れる身体的反応が変化します。また、ここには書いてないもので、いつもと違う行動や反応を示すときは、それらがそのワンちゃん特有の雷への反応ととらえることもできます。
身体的な反応
雷に反応し、緊張や不安などから、
呼吸が浅く・早くなる(パンティング)、よだれが出る、心拍数が上がる、排泄してしまう(おもらしや下痢)、食欲が急に落ちる、瞳孔が開く(目が見開く)
といった身体反応を見せることがあります。
人が緊張しているときに見せる行動とも似ている点があります。
行動に現れる雷への反応
行動の変化として、
震える(体が小刻みにふるえる)、隠れる(ベッドの下、クローゼット、家具の隙間などに入り込む)、落ち着きがなくなる(部屋中をウロウロ歩き回る)、吠える・遠吠えする、飼い主にしがみつく、抱っこを求める、逃げようとする(ドアを引っかく、パニックで脱走しようとする)
といった行動がみられることがあります。
雷から身を守る、雷を避けたいといった心理から、このような行動をとるようになります。
雷が鳴るとき犬のために準備することは?
犬にとっての安全基地を作っておく
安全基地とは、名前の通りワンちゃんにとって安全だと感じられる専用の場所のことを指します。この場合は人ではなく、クレートやゲージ、クッションといった場所である必要があります。毛布を敷いたり、クッションを用意してあげることでより安心できる場所になるでしょう。雷が鳴り、逃げ込んだ先がワンちゃんの安全基地のこともあります。いつもどこで過ごしているのかを知っておくとよいでしょう。
安全基地に閉じ込めておくのではなく、安全基地に出入りできる状態を作りましょう。
犬の睡眠時間の平均は?寝る時間はいつ?ベッドの場所や数について解説します
音の遮断対策をしておく
テレビやラジオなどをつけておくことで、雷の音から気を紛らわすことができます。夏であればエアコンの稼働音、空気清浄機の運転音も気を紛らわす効果が期待できます。
安全対策
安全対策として、シャッターや窓、カーテンを閉めておくことで光や音を多少遮断することができます。
また、雷によってパニックになり、物陰に入り込むことがあります。その際にコードに引っかかってしまったり、絡まってしまう、噛んでしまう可能性もあります。近づいてほしくない場所には柵を設けたり、使わない電源は抜いておくなどの対策をしましょう。これらは雷が落ちた際に家電の故障を防ぐことにもつながります。
お散歩は雷雨の前に済ませましょう
お散歩に行くときは天気予報をチェックし、お散歩の途中に雷雨にあうことを避けましょう。また、お散歩の途中で運悪く雷雨にあってしまった際は、頑丈な建物に入り、身を守ることが最優先です。木の下は落雷・感電の危険性があるため、必ず建物、もしくは自動車に入りましょう。
犬の散歩の頻度や時間は?小型犬・中型犬の散歩時間は?必要性やマナーを解説します
脱走対策を行う
戸締りと一緒に、脱走対策も重要になります。雷が苦手なワンちゃんの中でも、雷から逃げようとして窓から脱走してしまうこともあります。首輪や迷子札をつけておく、マイクロチップを挿入しておくなど、脱走しないための対策と、万が一脱走してしまったときのための対策をしておくとよいでしょう。
犬のマイクロチップってなに?必要性や費用などについて詳しく解説!
雷が苦手な犬への飼い主の対応
「雷が鳴っていてもいつも通りワンちゃんの好きなようにさせる」ことが大切です。いつも以上に構ったり、遊んだり、どこかにリードでつないでおくといったことはNGです。そして、飼い主さんもいつも通り過ごすことがカギになります。
特別なことはなにもしない
愛犬が怖がっている姿を見て、どうしても構ってしまいたくなりますよね。
しかし愛犬のためには、「特別なことはなにもしない」ようにしましょう。特別構ったり、撫でたり、声をかけたりせずに、いつも通り過ごすことが大切です。愛犬が怖がっているときに無理に構う必要はありませんが、自分から寄ってきた場合は静かに寄り添ったり、そっと撫でて安心させてあげても大丈夫です。
犬に話しかけることの効果とは?長生きする、ストレスが減るといった研究も!?
叱らない、罰を与えない
叱ってもワンちゃんの行動が正しくなることはありません。叱られた記憶が残り、雷が余計に嫌いなものになる可能性もあります。
また、罰としてひっくり返してお腹を無理やり出させる、リードで一人の場所につないでおくといったこともNGです。罰を受けたこともトラウマになり、飼い主さんとの信頼関係にも悪影響を及ぼすことがあります。
雷が苦手な犬のトレーニング
雷の音慣れるためのトレーニングです。
雷の音を雷が鳴っていないときに流します。最初は音量を小さめに、頻度も少なく行います。愛犬の様子を見つつ、慣れてきたら音量を大きくしつつ、頻度を増やし雷の音に慣れさせましょう。
このトレーニングは学習理論の脱感作に基づいたトレーニングです。
雷の音と「嬉しい」ことを結びつける
雷の音を流しながらおやつをあげると雷=おやつをもらえる、という学習が起こります。このように、雷とワンちゃんにとって「嬉しいこと」を結びつけることでも、雷への恐怖を和らげることができます。ほかにも一緒に遊ぶことで、遊びに興味を遊びに集中させ、恐怖を紛らわすことができます。これらは拮抗条件付けという学習理論に基づいたトレーニングになっています。
犬と家でどんな遊びをする?遊びの種類や注意するポイントを解説します!
サプリメントの併用も
不安を軽減できるサプリメントや補助剤も販売されています。心の安定をサポートするハーブやカンナビジオールオイルといったものもあり、薬物療法に踏み切れない飼い主さんはこれらのサプリメントから試してみるのもよいでしょう。必ず1日の服用量を厳守し、どういった効果、副作用があるのか吟味してから与えるようにしましょう。
極度の雷恐怖症の場合は動物病院へ
極度の雷恐怖症の場合は動物病院に受診しましょう。薬物療法で恐怖心や不安を抑えることができます。詳しくはかかりつけの獣医師に相談し、適切な治療を受けましょう。薬物療法だけでなく、行動療法が効果的な場合もあります。行動療法を専門にしている獣医師やCPDT-KAという資格を持つドッグトレーナーなど、専門家に相談しましょう。
まとめ
犬が雷を怖がるのは、本能的に強い音や光、気圧の変化などの刺激を危険と判断しているからです。雷を怖がること自体は異常ではなく、多くの犬に見られる自然な反応です。だからこそ、無理に克服させようとせず、犬が安心できる「安全基地」の用意や、脱感作・拮抗条件づけによるトレーニングを通じて、少しずつ慣らしていくことが大切です。飼い主が落ち着いて対応し、必要に応じて獣医師や専門家のサポートも受けながら、愛犬の不安を和らげてあげましょう。
犬が離れたくない時って?分離不安症とは?症状や改善法を解説!
横須賀のドッグトリミングサロンなら
ほっと・ふぃーるど!
「イメージ通りのカットにならなかった…」「愛犬がトリミングサロンに行くのを嫌がる…」そんなお悩みをお持ちの飼い主さんも少なくないのではないでしょうか?
神奈川県横須賀市の真ん中、衣笠にお店を構える当店は、パピーからシニア犬、小型犬から大型犬まですべての犬種に対応しております。
丁寧なヒアリングをこころがけ、完全予約制だからこそのこだわりのカット、施術を提供しております。
ぜひ以下のリンクからメニューや施術までの流れをご覧ください♪
投稿者プロフィール

最新の投稿
ブログ2025年8月27日犬は雷が怖い?原因・留守番対策・安心できる過ごし方ガイド
ブログ2025年8月13日犬はすいかを食べれる?量は?あげる時の注意点を解説します!
ブログ2025年7月30日犬がトイレを失敗する理由は?失敗するようになった時の対処を紹介!
ブログ2025年7月16日犬は氷を食べる?おやつ代わりになる?食べすぎを防ぐには?注意点を紹介!
シェアする