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2024.08.21ブログ
愛犬が水を飲まない理由とは?病院に行く目安、対策を解説!
お散歩後、ご飯後、寝る前…そのコのタイミングでワンちゃんもお水を飲んでいます。
しかしいつも飲むタイミングで飲んでいなかったり、ハアハアしているのに飲まなかったりということがあると、飼い主さんは心配になりますよね。
この記事では、ワンちゃんがお水を飲まない理由や飲まなくても大丈夫な時と危ない時の見分け方、対策をご紹介します。
夏に向けて必見の記事です。
目次
- ○ 愛犬が水を飲まない理由って?
- ・水分が足りている
- ・気候や気温
- ・体調不良
- ・水や容器が汚れている
- ・ストレス
- ・場所が飲みづらい
- ・加齢
- ○ 愛犬のこんな症状には注意!病院に行く目安
- ・症状がないか確認してみましょう
- ・脱水症状がある場合はすぐに病院に
- ○ 愛犬が水を飲まない…疑われる病気とは?
- ・口内の病気
- ・内臓の病気
- ・外傷的な病気、痛み
- ○ 愛犬にとって必要な水の摂取量を計算しよう!
- ・1日に必要な飲水量1㎏当たり50~60ml!
- ○ 愛犬の飲水量を確認してみよう!
- ○ 愛犬が水を飲まないときの対策
- ・水飲み場の場所や器を変える
- ・水の温度を変えてみよう
- ・味を付けてあげる
- ・ごはんをウェットフードにしよう
- ○ 愛犬が飲んでもOKなもの、だめなものとは?
- ・愛犬が飲んでも大丈夫なモノ
- ・愛犬にあげてはいけないもの
- ○ まとめ
愛犬が水を飲まない理由って?
愛犬が水を飲まない理由には大きく分けて7つあります。
心配のいらない理由から、少し様子を見るべき理由まで様々です。
どれに当てはまっているかチェックしてみましょう。
水分が足りている
ワンちゃんも人と同じように、水分が足りている場合は水を飲みません。
お水をあげている感覚がなくても、ご飯がウェットフードの場合はご飯から水を吸収しており、足りていることがあります。ウェットフードに加え、スープ仕立てのご飯からも水分を多く吸収することができます。
もしご飯がウェットフードやスープ仕立てのものを食べている場合は、水を飲んでいなくても心配しすぎる必要はないでしょう。
気候や気温
夏場は暑く、ハアハアと息をしているワンちゃんは、舌から水分を気化させたり足裏から汗をかいたりしています。汗などで体内の水分が出ているため、夏は水の摂取量が多くなる傾向があります。反対に冬は寒いため、体外に発散されることが少なく、水の摂取量も自然と減ります。また、寒いと冷たい水を嫌うなどということもあります。飲水量が少ないな…と感じたのが秋~冬であれば、気温が理由の可能性があります。
体調不良
体調不良が原因の場合も考えられます。口の中に原因があったり、内臓系に異常がある場合や、首や手足など外傷的な痛みがあり水を飲む姿勢がつらいといった原因で水が飲めないということがあります。
水が飲めないことで疑われる病気は大きな目次3つ目で解説しています。
水や容器が汚れている
水や容器が汚れている場合でも水を飲みたがらないことがあります。ワンちゃんの嗅覚は優れているため、水の汚れやにおいにも敏感です。水を入れている容器は洗っていますか?特に夏場は気温が高く、水も劣化します。こまめに洗い、清潔に保つことが大切です。
ストレス
環境が変わったなどによるストレスで水を飲まなくなることもあります。
ほかにも運動不足や知らない人の訪問、騒音であったりと慣れていないことが続いたりフラストレーションがたまっているとストレスになることがあります。
場所が飲みづらい
場所が一か所であったり、普段ワンちゃんが行かない場所であると、飲みに行くのがおっくうになってしまいあまり飲まなくなることがあります。ワンちゃんは嗅覚が優れているため、トイレの近くに置くとにおいがしてしまい飲みたがらないということもあります。
また、お水を入れている容器が飲みづらいということもあります。高さや深さ、素材や大きさが合わずに飲まないといったこともあります。
加齢
シニア犬になってくると様々な感覚が鈍くなっていきます。自分が今のどが渇いているのかわからなくなっている場合も。
成犬期に比べて運動量も減るため、代謝が落ちたり筋肉量が減ったり、そもそも寝ている時間が増えたりすることであまり水分を取らなくなることもあります。
愛犬のこんな症状には注意!病院に行く目安
水を飲まないことに加えて、下記の症状がある場合は病院に受診しましょう。
症状がないか確認してみましょう
・体の皮膚に弾力が少なく、いつもより硬く感じる
・鼻や舌、口の中全体が乾いている
・目が乾いていて目やにが出ている
これらの症状がある場合、脱水症状が疑われます。
皮膚が硬く感じる時、は以下のことを試してみましょう。
①背中の皮膚を少しつまんでみる
②皮膚を離す
③戻る時間を測る
戻る時間が2~3秒以上かかる場合は脱水している状態です。
脱水症状がある場合はすぐに病院に
脱水症状をそのままにしておくと、血液がドロドロになることにより、心臓への負担が大きくなります。また、ショック症状を起こし、最悪死亡するケースがあります。血液がドロドロになることで内臓に栄養がいきわたらなくなり、肝臓や腎臓などにも影響が出たり、多臓器不全になることがあります。
病院では何日間くらい水を飲んでいないのか伝えられるとスムーズです。また、病院に電話したときや受付に行ったときに症状を伝えると早めに対処してもらえることがあるため、必ず伝えるようにしましょう。
愛犬が水を飲まない…疑われる病気とは?
水を飲まないことで疑われる病気が大きく分けて3つあります。
口内の病気
口内の病気には歯周病や腫瘍が疑われます。痛みや異常があると水を飲めなくなります。
内臓の病気
肝臓病や腎臓病など内臓の病気があると水を飲めなくなることがあります。初期のうちは飲めていても、症状が進行し状態が悪くなるとぐったりと飲めなくなることも。
ほかにも尿路結石や膀胱炎、急性腎臓病や尿毒症は脱水症状になってしまうと起こりやすくなります。
外傷的な病気、痛み
怪我をしていたり脱臼をしている、手足が痛いと水を飲まなくなることがあります。特に椎間板ヘルニアはなりやすい病気で、椎間板ヘルニアになると水を飲む姿勢がつらくなります。そのため飲水量が減る傾向にあります。
愛犬にとって必要な水の摂取量を計算しよう!
ここまで水を飲まない理由や水を飲まないときに疑われる病気について解説してきました。「どれくらい飲んでいれば大丈夫なの?」と思った飼い主さんも多いのではないでしょうか。ここでは、愛犬に必要な水の量を計算してみましょう。
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1日に必要な飲水量1㎏当たり50~60ml!
健康なワンちゃんの一日の飲水量は体重1㎏あたり50~60mlだといわれています。
愛犬の体重が5㎏の場合、5×50~60で、250~300mlになります。
必ず飲ませないといけないということではなく、あくまで目安ですので、届いていなくても脱水など起こしていなければ様子見をしましょう。また、ウェットフードなどからも水を吸収しています。運動量が多いワンちゃんはさらに必要になりますし、そのワンちゃんにあわせた水分量を取る、というのが大切になります。
愛犬の飲水量を確認してみよう!
次に、愛犬の一日の飲水量を確認してみましょう。
①水の量を測ってから飲み水用の器に入れる
②24時間経過した時点で、残っている水の量を測る
③器に入れた量から残っている量を引き算する
器の中が空にならないようにつぎ足すことがポイントです。この時も何ミリリットル足したのか記録しておきましょう。また、天気や湿度によって飲水量が変わります。一週間ほど記録することで、愛犬の平均的な量がわかります。すべて飲んでいるわけではなく、少なからず蒸発している分が含まれています。
また、おしっこの量やウンチの硬さもチェックすることで、水分量が足りていないかチェックすることができます。
愛犬が水を飲まないときの対策
愛犬が極端に水を飲んでいなかったり、何日も少ないという場合は以下の対策をしてみましょう。
水飲み場の場所や器を変える
場所はワンちゃんがいつもいるスペースにおいてあげましょう。またケージの中においてあげたり、飼い主さんがよくいる場所においてあげることもおすすめです。
トイレから離すことも忘れないでくださいね。
ほかにも水を入れている容器を変えてみましょう。新鮮な水が出てくる水飲み器に変えると、汚れやにおいに敏感なワンちゃんでも飲みやすくなります。また、プラスチック製はにおいが移りやすかったり傷がつきやすかったりするという特徴があります。ステンレス製に変えたり、台座がついている飲み水器にすることも有効です。
水の温度を変えてみよう
常温水より冷たい水のほうが飲みやすい、ぬるめなほうが飲みやすいというのはワンちゃんにもあります。特に夏場は暑いので、氷を混ぜて冷たくしたり、冬は少しお湯をいれてぬるめにしてあげるとよいでしょう。冷たくする場合はお腹を壊さないように気を付けます。自動の水飲み器ではそのような設定を変えることができるものもあるので、買い替える際はチェックしてみましょう。
味を付けてあげる
もしかしたら味がついているほうがスムーズに飲めるかもしれません。鶏肉のゆで汁や野菜のゆで汁にはうまみ成分や味が染み出ています。ほかにもミルクなど市販のものもあります。ゆで汁などをあげる際は調味料を加えずにあげます。
ごはんをウェットフードにしよう
なにしても水を飲んでくれない…そんなワンちゃんは思い切ってウェットフードに変えてみましょう。ウェットフードでなくても、ドライフードをぬるま湯でふやかしてあげる方法でも可能です。しかし味が薄くなってしまい食べなくなる…ということもあるため、食いつきが悪くなったらウェットフードに変えてしまうことをお勧めします。
愛犬が飲んでもOKなもの、だめなものとは?
お水を飲みたがらない場合、お水以外の液体を飲ませてみましょう。
ここではワンちゃんが飲んでも大丈夫なモノ、だめなものについて解説します。
愛犬が飲んでも大丈夫なモノ
・ミネラルウォーター
・麦茶
・スポーツドリンク
ミネラルウォーター・麦茶に含まれる成分は尿路結石につながるという説があります。念のため、尿路結石の既往歴があったりできやすいワンちゃんは避けるようにしましょう。
スポーツドリンクは必ず犬用のものをあげます。人用は塩分などが過多になってしまい、身体に悪影響を与えることがあります。
愛犬にあげてはいけないもの
・カフェイン入りのもの
・アルコールが含まれるもの
・牛乳
コーヒーや紅茶、エナジードリンクなどが当てはまります。カフェイン中毒になるため、ワンちゃんにあげてはいけません。
ワンちゃんはアルコールを分解する能力がないため、身体に長くとどまってしまいます。
人が飲む牛乳には乳糖が含まれており、ワンちゃんの中にはこの乳糖を消化できないコがいます。必ず犬用をあげるようにしましょう。
これらは誤飲にも気を付ける必要があります。
まとめ
愛犬が水を飲まない理由には様々な要因があります。以下の要因を考慮してみましょう。水分が足りていたり、気候や気温、体調不良の疑いもあります。ほかにも、
水や容器が汚れているといった外的な要因もあります。病気が疑われる場合は、口内の問題や内臓疾患、外傷が考えられます。脱水症状が見られる場合は早急に病院で診てもらう必要があります。愛犬に必要な水分量は体重1kgあたり50~60mlです。飲水量が少ない場合は、水飲み場や器を変えたり、水の温度を調整したり、味を付けてみるとよいでしょう。また、ウェットフードに変えることも効果的です。
愛犬が飲んでも大丈夫なものにはミネラルウォーターや麦茶がありますが、カフェインやアルコール、牛乳は避けるべきです。
愛犬の様子をしっかり観察することが大切です。
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