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2024.10.16ブログ
犬の震えの原因って?対策や病院に行く目安について解説!
ブルブルと愛犬が震えている様子を見たことがある飼い主さんも多いのではないでしょうか。
震えにはただ寒いだけといった理由から病気による震えも考えられます。
震え以外の体調の変化やどんな時に震えているのか確認しましょう。
この記事では震えの原因や対策、病院に行く目安について解説します。
目次
- ○ 愛犬が震える原因とは
- ・寒い時
- ・ストレスを感じているとき
- ・恐怖や不安を感じているとき
- ・嬉しい時
- ・加齢によるもの
- ・震えたら喜ばれたから
- ・病気による震え
- ○ 愛犬の震えから疑われる病気の種類
- ・痛みがある場合
- ・脳障害の疑い
- ・臓器の機能障害の疑い
- ・中毒症状や低血糖の疑い
- ○ 愛犬が震えているときの対策
- ・寒い時の震えの対策
- ・ストレスや不安を感じているとき
- ・筋力が低下している震えの対策
- ・嬉しい時の震え
- ・病気による震えの対策
- ○ まとめ
愛犬が震える原因とは
ワンちゃんが震えているのには様々な理由が考えられます。
ここでは7つの原因について紹介します。
ワンちゃんの震えには、心配がいらない震えと動物病院に受診したほうがいい震えがあります。
愛犬の様子や過ごしている環境をチェックしてみましょう。
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寒い時
人と同じく、寒さを感じるとワンちゃんも震えます。全身の筋肉を小刻みに震えさせることで熱を生み出し、体温を維持しています。これは脳から指示が出ているため、無意識に震えているといってもよいでしょう。この震えは「シバリング」といわれています。
マルチーズやプードル、ヨークシャーテリアをはじめとしたシングルコートの犬種は下毛がないため、寒さに適応しにくいといわれています。またパピーやシニア犬も気温の変化に適応しにくくなっています。
ストレスを感じているとき
ストレスを感じていると震えてしまうことがあります。恐怖心や不安を感じたときに震えることと似ていますが、住居が変わった、家族が増えたといったライフイベントの付近で震えが頻繁に見られる場合はこのストレスによる震えと考えられます。
また、遊び足りない、運動が足りていない、食事が足りていないといったことでもワンちゃんはストレスが溜まってしまいます。ストレスは様々な身体症状として現れることもあります。
恐怖や不安を感じているとき
飼い主さんも緊張や不安で手が震えたことがあるのではないでしょうか?ワンちゃんも同様に、不安を感じたり恐怖を感じていると震えることがあります。
雷や工事音をはじめとした大きな音や動物病院が苦手なコは動物病院に行った時など、苦手な音や環境に身を置くと震えてしまいます。
嬉しい時
嬉しい時も震えることがあります。飼い主さんが帰ってきたとき、たくさん遊んでくれた時、大好きなお友達と会ったとき…ワンちゃんにとっていいことがあったときに震えているときは嬉しいための震えだと考えられます。
どうして嬉しい時にも震えてしまうのかは明らかになっていません。
加齢によるもの
シニア犬になると少しずつ筋力が低下してきます。筋力が低下することによって踏ん張りがきかなくなり、小刻みに震えるようになることがあります。特にいきむときにそのような震えが目立つようになります。
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震えたら喜ばれたから
稀ではありますが、以前に震えていたらおやつをもらった、飼い主さんが抱っこしてくれたなど、震える=いいことが起こるという学習をしていることがあります。この震えは意識的な震えのため、見ていないときは震えていなかったり、自然な震え方ではなかったりします。
病気による震え
上記以外の理由に病気による震えがあります。
震え以外にも動くのがおっくうになっていたり食欲がないときは病気を疑う必要があります。
下記の目次で詳しく解説しています。
愛犬の震えから疑われる病気の種類
くりかえし震えがある、元気がない、体重が減少している、目の輝きがないといった様子が見られるときは注意が必要です。ほかにも嘔吐や体温の低下、けいれんがある場合は早急な対応が必要とされますので、動物病院を受診しましょう。
ここでは、震えがあるときに疑われる病気について4つ紹介します。
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痛みがある場合
激しい痛みがある場合、ワンちゃんは動かずに丸くうずくまっていることが多いです。痛みがある部位に触れると「キャン」と鳴いたり、場合によってかみつく可能性もあります。動かずに震えることで、痛みを発散させていたり、痛みに耐えていることがあります。
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脳障害の疑い
前兆でけいれんが起こることがある病気では、けいれんの前兆としてや軽い症状として震えが出ることがあります。脳障害にはてんかんや脳炎などが当てはまります。
臓器の機能障害の疑い
身体の老廃物を処理する臓器の機能が落ちると、毒素が体内に蓄積し、けいれんをはじめとした神経症状が起きるといわれています。その前兆として震えが現れていることがあります。老廃物を処理する臓器には肝臓、腎臓などが当てはまります。代表的な病気には、肝硬変や慢性腎臓病があります。
中毒症状や低血糖の疑い
中毒症状や低血糖状態では、小刻みな震えがみられることがあります。特に子犬では、食欲不振や嘔吐、下痢といった症状により栄養がうまく吸収されていない場合でも低血糖になることがあるため、注意が必要です。
中毒症状になるものとして有名な食べ物ではチョコレート、ココア、ネギ類があります。中毒症状が起きているときは、鼻血や吐血、血便などの症状もみられます。
愛犬が震えているときの対策
ここまで震えの原因について解説してきました。
震えには心配のいらない震えと動物病院に受診したほうがいい震えがあります。
震えのほかに症状はないか、部屋の環境はどうかなどチェックしましょう。震えが長い期間続くようであれば、動物病院に受診することをお勧めします。
寒い時の震えの対策
寒い時の震えは温かくしてあげましょう。
夏場でも冷房を付けた室内では寒くなってしまうこともあります。くつろいでいるスペースに毛布を用意してあげることで過ごしやすくなります。
冬場は暖房をつけてあげましょう。暖房がない部屋ではホットカーペットや毛布を用意してあげると過ごしやすくなります。ホットカーペットやヒーターをつける際はコンセントやコードに絡まる、かみつくことに注意する必要があります。ペット用ヒーターやホットカーペットも販売されています。ペットショップやオンラインショップで購入することができます。
ストレスや不安を感じているとき
ストレスや不安を和らげる行動をしましょう。
雷や大きな音といった原因がわかっているときはその音がやむまでそばにいてあげたり遊んであげることで気を紛らわしてあげましょう。好きなおもちゃやぬいぐるみを持ってきてあげることもよいでしょう。
原因がわからないときは生活習慣を見直してみましょう。ごはんやおやつは足りていますか?お散歩の時間は短くないか振り返ってみましょう。また、寝床の場所も大切です。見直すとともに、愛犬と過ごす時間を多くしてあげると次第に落ち着くことがあります。
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筋力が低下している震えの対策
まず動物病院に受診し、なにか病気による震えでないことを診てもらいましょう。筋力が低下することを防ぐことは難しいですが、低下を遅らせるためになるべく運動したりバランスの良い食事を心掛けましょう。体重が落ちてしまうと比例して筋力も落ちやすくなってしまうため、体重管理は必要になります。運動はお散歩することが難しいワンちゃんは、おうちの中でのボール遊びもよい運動になります。
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嬉しい時の震え
悪いことではないですが、興奮しすぎている場合は止めてあげる必要があります。普段の生活から、落ち着いているときは褒めてあげる、興奮しすぎているときは無視するといったメリハリのある対応をすることで、興奮しても構ってもらえないことを学習します。
病気による震えの対策
病気による震えはワンちゃんから「体調が悪いよ」というサインでもあります。気になる震えがあるときは動物病院を受診しましょう。
まとめ
犬が震える原因はさまざまです。まず、寒さが挙げられます。犬も寒さを感じるため、特にシングルコートやシニア犬は震えがちです。次に、ストレスが原因となることもあります。環境の変化や運動不足がストレスを引き起こし、震えとして現れます。
また、恐怖や不安を感じたときにも震えることがあります。雷の音や動物病院など、苦手な状況では特に顕著です。逆に、嬉しいときにも震えることがあります。飼い主が帰ってきた際など、喜びを感じる瞬間に震えることがあります。
加齢による筋力低下も震えの原因となります。さらに、条件付けによって震えが良いことを引き起こすサインと学習する場合もあります。病気が原因で震えることもあり、特に痛みや脳障害、中毒などが考えられます。
震えが見られた場合は、まずは環境を見直し、必要に応じて動物病院を受診することが大切です。愛犬の健康を守るために、適切な対応が求められます。
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