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2024.11.13ブログ
愛犬のしゃっくりを止めるには?原因や対応法を解説!
愛犬が急にしゃっくりが出た!慌ててしまう飼い主さんも多いはず。
しゃっくりの原因には刺激によるものと病気・ストレスによるものがあります。
しゃっくりの原因や対応法を知っておきましょう。また、しゃっくりとともにいつもと違う動作・様子が見られるときは動物病院に受診しましょう。
目次
- ○ 犬のしゃっくりのメカニズムとは?
- ○ 犬のしゃっくりの原因とは?①刺激によるもの
- ・食事の刺激によるしゃっくり①急いで食べる
- ・食事の刺激によるしゃっくり②冷たいお水、ご飯を食べる
- ・食事の刺激によるしゃっくり③ごはんを変えた
- ・ガスが溜まっていることによるしゃっくり
- ・温度変化によるしゃっくり
- ・感情の変化によるしゃっくり
- ○ 犬のしゃっくりの原因って?②病気やストレスによるもの
- ・病気によるしゃっくり
- ・ストレスによるしゃっくり
- ・副作用によるしゃっくり
- ○ 犬のしゃっくりの対処法は?
- ○ 犬のしゃっくりの対策は?
- ・急いで食べないようにする
- ・冷たいごはん・お水は避ける
- ・ごはんを急に変えない・愛犬に合ったごはんをあげる
- ・温度変化に注意する
- ・ストレスを溜めない
- ・感情の起伏を大きくしない
- ○ 犬のしゃっくりで病院に行く目安は?
- ・病院に行く目安
- ・しゃっくりと似ている動作
- ・寝ているときのしゃっくりは?
- ○ 犬のしゃっくりは年齢によって違う?
- ○ まとめ
犬のしゃっくりのメカニズムとは?
人がしゃっくりを起こすのと同じメカニズムで、ワンちゃんも横隔膜のけいれんによってしゃくりが起こります。
横隔膜は胸部と腹部の間にあり、筋肉でできています。この横隔膜が収縮、弛緩することで呼吸しています。
しゃっくりは何らかの刺激を受けることで収縮、弛緩が意図せず急速に起こることで横隔膜がけいれんし、おこるとされています。
しかし、しゃっくりの詳しいメカニズムはまだ解明されていません。
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犬のしゃっくりの原因とは?①刺激によるもの
しゃっくりの原因には大きく分けて「刺激によるもの」と「病気やストレスによるものの二つに分けられます。しゃっくりの原因となる刺激には大きく分けて食事、温度変化、感情の変化が挙げられます。
食事の刺激によるしゃっくり①急いで食べる
食事による刺激には「急いでごはんを食べること」と「冷たいごはん、お水による刺激」のふたつがあります。
急いでごはんを食べることで急激に胃が膨らみ横隔膜を刺激すると考えられています。お腹がすいていたり食べるのが好きなワンちゃんは、早食いなことがありますよね。また、あまり噛まずに飲み込んでしまうワンちゃんも多いのではないかと思います。それらも胃を急激に膨らませ、横隔膜を刺激する原因になります。
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食事の刺激によるしゃっくり②冷たいお水、ご飯を食べる
冷たいお水、ごはんは胃をびっくりさせてしまいます。臓器は体内にあるので常に体温くらいで保たれています。そこに冷たいものが急に入ることで胃がびっくりし横隔膜を刺激してしまうと考えられています。
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食事の刺激によるしゃっくり③ごはんを変えた
ごはんを変えたことでもしゃっくりが起こりやすいといわれています。特にウェットフードからドライフードに変えた時、ドライフードでも粒の大きさが変わった時などです。加えて噛まずに飲み込んでしまうと胃がびっくりして横隔膜を刺激するとされています。
ガスが溜まっていることによるしゃっくり
お腹の調子が悪かったり便秘のときなどガスが溜まっているときもしゃっくりが出やすいとされています。また、ごはんを勢いよく食べることで一緒に空気を吸い込んでしまい、ガスが溜まりやすくなることもあります。
お腹の調子が悪い、便秘はごはんが体質に合っていないことやストレスがかかっていることが原因として考えられます。
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温度変化によるしゃっくり
お散歩などでおうちからお外に出た時、おそとから帰ってきたときなど急に温度が変わることも刺激になります。特に外気温が高く、室内はエアコンをつけている夏場と、外気温が低く、室内は暖房で温かくしている冬場は注意が必要です。
感情の変化によるしゃっくり
急な興奮、不安、緊張も刺激になります。心拍が上がったり呼吸が乱れることが刺激になるようです。飼い主さんが帰ってきて興奮したり、雷など苦手な音が聞こえる時などにしゃっくりが出てしまったら感情の急な変化によるしゃっくりと考えられるでしょう。激しく吠えることもしゃっくりの原因になります。
犬のしゃっくりの原因って?②病気やストレスによるもの
しゃっくりの原因として病気やストレスも考えられます。病気の治療として飲んでいる薬の副作用としてしゃっくりが起きやすいということもあります。
刺激によるしゃっくりと違い、長くしゃっくりが続いたり頻繁に繰り返すことがあります。
病気によるしゃっくり
病気によって横隔膜への刺激を伝える神経や中枢が刺激されたり、調節機能が作用しなくなったりすることが原因と考えられています。
胸部の疾患や胃腸の疾患だけでなく、脳の疾患、耳鼻咽喉の疾患なども考えられます。
ストレスによるしゃっくり
病気だけでなく、ストレスによってもしゃっくりが出ることがあります。
ストレスは環境の変化や運動不足によって溜まります。環境の変化には家族の増減、住居の変化などが当てはまります。雨でお散歩ができていない、遊ぶ時間が減っている、寝床があっていないなどもストレスの原因になります。
横隔膜を支配している交感神経が活発になることで、しゃっくりがでると考えられています。
副作用によるしゃっくり
治療中で服用している薬の影響でしゃっくりが出やすくなっていることもあります。ステロイドや気管拡張剤、睡眠薬などが原因になる可能性があります。
薬を飲み始めてからしゃっくりが出るようになった場合は副作用の可能性があるので一度動物病院で相談しましょう。
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犬のしゃっくりの対処法は?
残念ながら、ワンちゃんのしゃっくりの対処法は有効性があるものが示されていません。刺激によるしゃっくりは短時間で自然に止まることが多いため、様子を見てみましょう。人間ではお水を飲んだり驚かすといった対処法がありますが、ワンちゃんでは誤嚥の可能性があるため、無理やりお水は飲ませず、優しく身体をなでてあげます。
犬のしゃっくりの対策は?
ここではしゃっくりの対策について6つ解説します。普段の生活からできることもたくさんありますので、できそうなものは生活に取り入れてみましょう。
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急いで食べないようにする
急いで食べてしまうことで胃がびっくりしたり、一緒に空気を吸い込むことでガスが溜まり胃が膨れてしまうことでしゃっくりが出るとされています。
急いで食べないように手で上げる、早食いを防止する食器に変えるようにしましょう。食器はペットショップやオンラインショップで購入することができます。
また1回の食事量を減らし、こまめに上げることもよいでしょう。
冷たいごはん・お水は避ける
特に夏場は、暑い外から帰ってきたら冷たいお水を飲ませてあげたくなりますよね。しかししゃっくりの原因になってしまう可能性があるため、常温のお水をあげるようにしましょう。また最近は冷蔵・冷凍のドッグフードが売られています。ウェットフードやセミモイストタイプのドッグフードは冷蔵保管を推奨されていることがあります。冷蔵庫から出してすぐに上げるのではなく、常温に戻してから上げるようにすることをおすすめします。
ごはんを急に変えない・愛犬に合ったごはんをあげる
ごはんは急にすべて変えるのではなく、変える際は混ぜながら変えましょう。ドライフード同士でも変える際は混ぜて新しいほうの量を少しずつ増やして切り替えます。
また、愛犬に合ったごはんをあげることで、便秘や胃腸のトラブルを防ぐことができます。原材料がお肉か魚かでも変わりますし、鶏、牛など種類によっても変わります。アレルギーをもっていることもありますので、ごはんを変える際はいつもよりよく愛犬を観察するようにします。うんちの調子、皮膚の調子、痒がっているなど行動をよく見ておきます。
温度変化に注意する
どうしても外とお家の中で気温が変わってしまいます。すぐにお外に出るのではなく、玄関で首輪やリードの準備をして気温の変化を小さくしたり、寒がりなワンちゃんにはお洋服を着せたりといった工夫をするとよいでしょう。
ストレスを溜めない
運動不足、環境の変化などによってストレスが溜まります。
運動量は適切か、生活環境は適切か確認しましょう。
下記の記事で詳しく解説しています。ぜひご一読ください。
感情の起伏を大きくしない
飼い主さんが帰ってきて嬉しくて興奮している、苦手な音が聞こえて不安、緊張しているといった状況を少なくしましょう。
苦手な音や状況を少なくし、雷などが苦手な場合はそばで寄り添ってあげるようにします。飼い主さんがいるだけで少し安心することができます。
嬉しくて興奮していると飼い主さんもうれしくなりますが、思わぬ怪我につながることがあります。「おすわり」「待て」といった指示で呼吸を整えましょう。
下記の記事では興奮時によく見られるジャンプの危険性について解説しています。
犬のしゃっくりで病院に行く目安は?
しゃっくりのほかに食欲がない、フラフラしているなどいつもと違う動き・様子が見られた場合は動物病院に受診しましょう。
また、しゃっくりに似ている動作には咳やくしゃみ、逆くしゃみなどがあります。
よく様子を見ておく必要があります。
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病院に行く目安
刺激によるしゃっくりは短時間で止まりますが、病気によるしゃっくりは長時間止まらなかったり頻繁にみられるといった特徴があります。ほかにも食欲がない、吐き気や嘔吐がみられる、歩き方がいつもと違ってフラフラしている、けいれんといった症状があるときは動物病院に受診しましょう。
しゃっくりと似ている動作
しゃっくりと似ている動作には咳・くしゃみやてんかん、けいれん、逆くしゃみなどがあります。
咳やくしゃみはよくみられますが、それらは息を吐くときに音が鳴るのに対し、しゃっくりは息を吸う時に音が鳴ります。
てんかんやけいれんでは初期動作でピクッという動作がみられます。意識がなくなったり徐々に動きが大きくなる時はてんかん・けいれんの可能性があるため、動物病院に受診しましょう。
逆くしゃみとは吸い込む形の発作です。息を強く吸い込むことで「ズー」といった音がします。長時間続いたり頻繁に起こる場合は鼻やのどの疾患の可能性があるため動物病院に受診しましょう。
吐き気、嘔吐も似た動作をしますが、お腹が動き、そのあと口を開いて内容物を吐きだそうとする動作をします。口周りをぺろぺろしていたりよだれが出ているといったときは吐き気があることがあるので、注意してみてあげましょう。
寝ているときのしゃっくりは?
寝ている時にしゃっくりがみられても、息苦しそうな様子だったり手足をばたつかせて激しくもがいているような動きがみられないときは様子見しましょう。
人と同じように、ワンちゃんも寝言を言ったり夢を見ていることがあります。それらの反応としてピクピクうごいたりしゃっくりが出るようです。
長い間続くようであればてんかんやけいれんを疑いましょう。
犬のしゃっくりは年齢によって違う?
子犬の場合、ごはんを食べるのが慣れていなかったり、神経の機能が成犬と比べて未熟だといわれています。そのためしゃっくりが起きやすいようです。寄生虫がいることや胃腸の調子も不安定といったことも要因としてあります。成長とともにしゃっくりも減っていきますが、長時間続いたり頻繁に起こるようであれば動物病院で相談しましょう。
成犬の場合、子犬と比べるとしゃっくりが出にくいですが、個体差があります。急にしゃっくりが出るようになった時などは病気の可能性があるため、気になることがあったら動物病院で相談してみましょう。
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まとめ
犬のしゃっくりは、横隔膜のけいれんによって起こります。主な原因は「刺激」と「病気やストレス」に分けられます。刺激によるものには、急いで食べることや冷たい水・食事、温度変化、感情の変化が含まれます。特に早食いや冷たいものは胃を刺激し、しゃっくりを引き起こすことがあります。病気やストレスが原因の場合、しゃっくりが長引いたり頻繁に起こることがあります。これには神経の問題や薬の副作用が関与することも。対処法としては、食事を急がせない、常温の水を与える、環境を整えることが推奨されます。もししゃっくりが長時間続いたり、食欲不振や嘔吐が見られたら、動物病院での相談が必要です。子犬は特にしゃっくりを起こしやすく、成犬になるにつれて減少しますが、異常を感じた場合は注意が必要です。
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